JZX100 Chaser TRD sports verison
JZX100 Chaserにはカタログにワンカットだけ載っていましたがTRD sports versionというものが設定されていました。これには専用カタログもあり（私は2冊持っています）ましたがノーマルと比較してエアロなどが装着されTRDによる持込登録がなされていました。ベース車両はスポーティグレードであるツアラーシリーズのみでした。
◎：標準装備 ○：メーカーオプション
| フロントエアロバンパー | 特別装備 |
| フロントグリル | 特別装備 |
| 本皮巻きシフトノブ | 特別装備 |
| CIBIE製フォグランプ（マルチリフレクタータイプ） | 特別装備 |
| 大型リアスポイラー | 特別装備 |
| サイドステッカー | 特別装備 |
| 専用エンブレム「TRD Sports」（フロント、リア） | 特別装備 |
| サイドマッドガード | 特別装備 |
| リアバンパースポイラー | 特別装備 |
| ツアラーV | ツアラーS | ツアラー | |
| タイヤ＆ホイール | |||
| 205/60R15 91H (15×6JJスチール＋樹脂フルキャップ) |
◎ | ||
| 205/55R16 89V (16×6 1/2JJアルミホイール) |
◎ | ○ | |
| 205/55R16 89V (16×6 1/2JJアルミホイール)[フロント]& 225/50R16 92V (16×7 1/2JJアルミホイール)[リア] |
◎ | ||
| 足回り＆メカニズム | |||
| ABS | ◎ | ◎ | ◎ |
| TRC | ◎ | ○ | |
| LSD | ◎MT“トルセン” ○AT“トルセン” |
○“トルセン” | ○ |
| 操作性･計器盤 | |||
| ゲート式A/Tシフトレバー | ◎ | ◎ | ◎ |
| 3本スポーク本皮巻き ディンプル付ステアリングホイール |
特別装備 | 特別装備 | |
| 3本スポークステアリングホイール | ◎ウレタン | ||
| 本皮巻きパーキングブレーキレバー | ◎ | ◎ | |
| オプティトロンメーター （メーター照度切り替えスイッチ） |
◎アンバー照明 | ◎アンバー照明 | ◎アンバー照明 |
| ワイヤレスドアロックリモートコントロール （ラゲージオープナー付） |
◎ | ||
| 外装 | |||
| 熱線入りティンテッドフロントウインドシールドガラス | ○ | ○ | ○ |
| マイコン制御チルト＆スライド電動ムーンルーフ （ワンタッチ開閉･挟み込み防止機能付） |
○ | ○ | ○ |
| ルーフドリップモール（TRDスポーツ専用ブラック） | 特別装備 | 特別装備 | 特別装備 |
| バッフル付エキゾーストテールパイプ | ◎ | ◎ | |
| 視界 | |||
| 電動格納式リモコンカラードドアミラー （ヒーター付･ブルーミラー） |
○ | ○ | ○ |
| 電動格納式リモコンカラードドアミラー | ○ | ○ | ○ |
| 電動格納式リモコンカラードワイドビュードドアミラー （ブルーミラー） |
◎ | ◎ | ◎ |
| マルチリフレクターヘッドランプ | ◎ディスチャージ （ロービーム） |
◎ディスチャージ （ロービーム） |
◎ディスチャージ （ロービーム） |
| 間欠リアワイパー | ○ | ○ | ○ |
| リアフォグランプ | ○ | ○ | ○ |
| 内装 | |||
| リアルカーボンパネル | ◎ | ◎ | ◎ |
| デュアルSRSエアバッグ | ◎ | ◎ | ◎ |
| SRSサイドエアバッグ | ◎ | ◎ | ○ |
| 室内置きハイマウントストップランプ | 特別装備 | 特別装備 | 特別装備 |
| 空調 | |||
| オートエアコン＆ プッシュ式ヒーターコントロールパネル |
◎デジタル表示 | ◎デジタル表示 | ◎ |
| その他 | |||
| スノーバージョン | ○ | ○ | ○ |
ノーマルの車を買ってもぱっと見た目をTRD sports versionにすることは可能です。TRDからエアロが出ていましたからね。でも買えない部分もいくつかあります。ルーフドリップモール、3本スポーク本皮巻きディンプル付ステアリングホイール、専用エンブレムは部品共販で買おうと思っても変えないんですね～
良く聞かれるTRD sports versionと後からエアロを装着して見た目をTRD sportsとした車の見分け方ですが現車を見ると簡単に分かるポイントがいくつかあります。
・エンジンルーム後端に貼り付けられているコーションプレートの横にTRDの製造番号を示すステッカーが貼り付けられている
・TRD sports versionはTRDにより改造が行われており陸運支局へ持ち込み登録になるため車検証に型式指定番号、類別区分番号が記載されていない
ルーフドリップモールなどをどこからか手に入れてきて見た目をTRD sports versionとした場合でも上記2点が当てはまらないため後でユーザーが改造したものと言うことになります。
ですが、本物とか偽者とか言っても殆どエアロしか変わっていないのでどうと言う事はありませんけどね。しいて言うならばオーナーの満足感の問題でしょうか？
持ち込み登録
ディーラーで新車を購入する時に選択できたTRD sports versionですが、Chaserのカタログにも記載されていましたが、この車の場合TRDにより陸運支局へ持ち込み登録ということになっています。
これは車を新規登録する場合に、実際に陸運支局へ車を持ち込み検査を受けナンバーを交付してもらうことです。
普通の車はTOYOTAが国土交通省へ届けを行い型式指定を受けることで陸運支局への現車の提示を省略できます。これを持ち込み登録に対して書類登録と言います。
何故持ち込み登録になるのかと言うとTOYOTAが届けを出した車をエアロなどを取り替えて変更したため改造車という扱いになります。改造した車は届けを出した車と異なっているため実際に陸運支局へ持ち込んで検査を受けなければならなくなります。
このためTOYOTAが届け出た書類登録と異なる点があるため型式指定番号、類別区分番号が無くなります。
エアロを装着すると改造車として届けを出さなければならないのではなく、TRDが改造を行い完全な合法車であることをよりアピールするために行っているのではないかと推測しています。
