3M スポンジ研磨材

研磨剤といえばサンダーのようなディスク用、耐水ペーパー、液体もしくは半練りのコンパウンドが主流だったと思いますが、3Mよりスポンジタイプの研磨剤が発売されました。
このスポンジ研磨材は粒度に幅が持たされており、強くこすると荒く、弱くこすると細かく削ることができます。


3M ULTRAFINE (ウルトラファイン)

3M ULTRAFINE3M スポンジ研磨材 ULTRAFINE 5084 (ウルトラファイン)は番手で言うと#800〜1000のスポンジ研磨材です。
商品には右のような数字は記載されておらず(私がわかりやすいように黒マジックで記入しました)

3M MICAROFINE (マイクロファイン)

3M MICROFINE3M スポンジ研磨材 MICROFINE 5085 (マイクロファイン)は番手で言うと#1200〜1500のスポンジ研磨材です。

使用方法

上の写真で私が黒マジックで書いた側が裏面で、その反対側を使用して研磨作業を行います。
スポンジ研磨材は乾式でも、湿式でも使用が可能です。
乾式で使用すると荒く削れ、湿式で使用すると細かく削ることが可能です。
また、湿式でも強くこすると荒く削れ、弱くこすると細かく削ることが可能です。
削りかすが詰まってしまった場合はバケツに入れた水で洗い流すかブラシで軽くこすればカスを取り除くことが可能です。


これをボディに使用する場合、例えば広い範囲を弱く削る場合はスポンジに水を含ませるもしくは水をかけながらスポンジ全体で削ります。
この際水の量を調節することで研磨量を調節することが可能です。
更に水ではなくシャンプーを使用することで摩擦力が少なくなりさらに研磨量を少なくすることも可能です。


例えばピッチやタールなど局所範囲にしつこい汚れが付着した場合など、狭い範囲を削りたい場合は角や辺に指の先端を当てて高い面圧をかけることで、狭い範囲の切削力を高くし汚れを取り除くことが可能です。


研磨作業というのは汚れを落とす(削る)という目的があり、それに伴い傷というのは必ず発生するものですが、3Mのスポンジ研磨材ならば一定のレベルで研磨を行うことが可能です。
例えば、ULTRAFINEならばフェンダーに付着したしつこいピッチやタールを短時間で除去することが可能です。
また、MICROFINEならばボディに付着したピッチやタールの他しつこい水垢、ウォータースポットを短時間で除去することが可能です。


但し、スポンジ研磨材のみで仕上げまで行うことはできません。
私の場合(ボディ色:ホワイト)炎天下で見た限りではMICROFINEでかなりのレベルまでボディコンディションを整えることが出来ましたが、屋根付き駐車場で蛍光灯の下でみると削り痕が見えました。


例えばMICROFINEを軽くかけた状態でも#1500の耐水ペーパーと同程度の研削力があるのでホワイト系のボディならば細目の液体もしくは半練りコンパウンドで仕上げを行い、ダーク系のボディならば細目の後更に極細もしくは鏡面仕上げの液体もしくはハンネリコンパウンドで仕上げを行う必要があります。


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