ガラスコーティング剤一覧

ここでは世に出回るコーティング剤(コーティング施工)について考えてみたいと思います。未完成なのですが、機会があるごとに更新しようと思います。
まずコーティングとは対象物の表面に薄い膜を作ることで対象物への傷、汚れの付着を防止するものです。この薄い膜と言うのがポイントですね。


今まではポリマーをかけると言われていましたが、ポリマーとは多いものと言う意味でたんぱく質を例に挙げると炭素原子が長くつながった状態のものです。逆にモノマーと言う言葉がありますが、これは単体とかひとつという意味です。
ポリマーとはようは樹脂のことです。樹脂と言ってまず思いつくのはプラスティックですね。まあ車に施工するものがプラスティックと同じものかと言うとそうではないでしょうが、液体を対象物に塗布し硬化させ対象物を保護するものです。


で、何時ごろからかは分かりませんが常温でガラス被膜を形成させるガラス系コーティングと言うのがは流行ってきました。ガラス・珪素(ケイソ)・シラン・Si…
このコーティング剤の特徴としては硬度が非常に高いこと、ほかの物質と化学反応が非常にしにくいこと等が利点で、施工後傷がつき難くその効果を長時間維持できるとされています。
物によっては硬度は9H(非常に硬い)、5年間補償…と言われている物もあります。
物理的特性から言えばガラス質は劣化することがないので半永久的ですが、走行による振動・虫や飛び石により1年〜1年半が寿命と言われています。


えっと詳しくはよく分かりません。違っているところもあるかも?
よく聞く話ですがコーティングをすると車が見違えるようになるそうですね。これは専門店での施工の場合プロがボディ表面の状態を把握しその状態に合わせた下地処理をしているためです。シャンプー、粘度かけ、コンパウンド使用。洗車傷などを消すためにコンパウンドを使用しボディ表面をクリアー塗装をわずかに削るため見違えるようにきれいになるわけです。
クリアー塗装はメーカーにより厚さが違いますが80μmとか45μmなどと言われています。μm=1mの1000000分の1。削り取る量はおおよそ1〜5μmらしいです。
この時点でボディはすでに見違えるようになっているのですが、このまま放置しておくと作業前と同じ状態になるためそうならないためにその上に保護を目的にコーティングを行うわけです。
と言うことはコーティング施工で一番重要なのは下地処理と言うことになります。

以下紹介のみでインプレッションではありません。


コーティング剤紹介通販編

(メーカーor販売店A、B、C順)


ガラス繊維系コーティング剤「ブリス」

良いと評判のブリスです。ブリスとは無上の幸福という意味だそうで、使用した方が皆幸せになるとの願いが込められている…のかな?
ブリスからはコーティング以外の商品も出ているのですが、ここはコーティングのページなのでそれ以外は割愛します。
ここの商品は高密度ガラス繊維系ポリマーと謳っています。


ブリスはアクアクリスタルを使い切った方々の使用率が高いのでしょうか?聞いた話ですが光沢はアクアクリスタルより上、粘度もアクアクリスタルより上のため施工が難しいらしい…

使用量はボンネットで3プッシュ程度と少量で、使用量を少なくし48時間後に重ね塗りをすることで効果が向上するそうです。施工後しばらく放置して硬化させるのはガラス系コーティング全般に言えることですね。
その前に初回施工時には十分下地処理することが必要でしょうね。
また施工中はボディ表面が乾かないようにしなければならないようです。他のコーティング剤と同じですね。


HPには施工方法の動画を見ることが出来ますが…あの洗車の達人高木氏が登場しているのは驚きです。高木氏も推薦か?
効果は4.5ヶ月だそうですが…まあ記載してある数値と実際の効果持続に差があるのは普通ですよね。

撥水ですが、施工直後は弱撥水効果を発揮しますがしばらくたつと親水性に変わるため水玉を作らず広がるように流れていくそうです。


Car Shine COPR.

本物のコーティング剤と言われるDiaglanzシリーズを販売しています。
目的別にSG-1、SP-1、Z1、EZ-1、シャインウォーター、シャインクリスタルの他に洗剤や専用洗車用品がラインナップされています。用途に合わせて撥水性、疎水性とあります。
コーティング剤を少し見たのですが種類が多すぎて効果と施工方法を把握し切れません。
それぞれのページは現在進行中なので(先日通販を再開したばかり)すべての商品の取り扱いについてはまだ記載されていないのでこれからですね。

皮膜の厚さはSP-1で0.01〜0.05μmとこれまで世に出回っていたコーティング剤と同じぐらいです。
1μm厚さの皮膜を形成するコーティング剤もあるようですが、ここの会社曰く、その厚さを手塗りで形成するのはまず不可能だそうです。
因みにSP-1を1μmの厚さで形成することが出来れば硬さは9Hだそうです。
他の皮膜の厚いものに比べると薄い感じがしますね。まさに皮一枚という感じです。

でもこのシリーズの重ね塗りはOK、施工も非常に簡単、SG-1だと耐久性は約1年だそうです。
また値段は高く感じるかもしれませんが施工量が非常に少ない(専用洗車用品を使用した場合)ため1回足りのコストを抑えることが出来るそうです。

数年前から使用していますが、SG-1はベースコートとして優れて(それ単体だと条件によりイオンデポジットが形成される)親水皮膜を形成することで1年ほど耐久性があるように思えます。
数年前に購入した時にはSG-1はだれでも購入することが出来ましたが、今は過去にSG-1施工経験者のみの限定販売とされています。(誰でも購入することができますが、仕上がりがピーキーなので淡色系ボディの屋根付き駐車場オーナー向けといった感じでしょうか?でも私は青空駐車場ですが、かなり大好きです。)
また、ポリッシングを行い下地をかなりのレベルまで整えたらボンネット1枚で使用量は数的と非常に少なく塗りすぎに注意するほどです。

かなりお気に入りのメーカーであることは確かです。


CORAL SUPERピカピカレイン

ついに出た!3年間ノーワックスのSUPERピカピカレインだそうです。

3年間ノーワックスが本当であればすごいですね。施工も簡単そうに書いてありますし…
当然親水性の硬度は9H。
ここは成分を記載してくれています。
ケイ素系ポリマー・フッ素系ポリマー・変性シリコンイソプロピルアルコール・磁気チップ

ケイ素系とはガラス系のことです。それに加えてフッ素を配合して後はよく分かりませんが、アルコールは溶剤なのかな?

でもお試しキットが無いんですね。まあ3年間持つ=1度施工のみなのでこれ以上少なくすることが出来ないのでしょうか?
が値段が高い…と思うのは私だけ?本当に3年間持つのならばお買い得かも?
Amazon経由でしたらメンテナンス剤35mlが付属した限定商品となっています。


CrystalGuard ONE

土屋圭市監督が宣伝しているやつです。
HPを見ると確かに納得する面が色々あります。下手に洗車をするぐらいならば何もしないほうが洗車傷はつきませんね。酸性の物質が付着していなければ…
自動車約2台分に使えるお試し50ml:2800円、5台分に使える100ml:4800円、10台分に使える200ml:7800円とマイクロファイバークロスとクロスがついたものがラインナップされています。

洗車傷?バリバリついています。光にすかすと丸い小さな傷がいっぱい…
洗車傷はある程度ならばコーティング剤で消えるかもしれませんが、根本的にはポリッシングしたほうがいいでしょう。
綺麗にポリッシングした後の車両の状態と言ったら…ある意味感動します。


土屋さんとCrystalGuardとの出会いはD1でアメリカに出張に行ったときだそうです。でその効果に感動してお土産までもらったのに、持って帰るのを忘れて名前を忘れてしまった辺りが土屋さんらしいと言えば土屋さんらしい(^▽^笑)
でもその後2度目の運命の出会いがありHPで宣伝しているわけです。

撥水を超えた疎水で硬度は9H!

施工中はボディ表面が乾かないようにしなければならないようです。他のコーティング剤と同じですね。

でも下地処理は?耐久性は?


D-ZONE


HASEGAWA

模型屋さんですが自動車用コーティング剤零三式コーティングポリマーをランナップしています。
畑違いは承知の上!ですがお客様からのご要望にお答えして製品化したそうです。


日本ケミテック

フッ素ポリマーの最新技術。プロのポリマー加工の仕上がりを貴方の愛車へそのまま実現。スーパークリスタルだそうです。
保護光沢性能と作業性を高次元で両立した究極のコーティング剤スーパークリスタルエクセレント120ml:4500円と350ml:11000円、ガラス系ポリマーの最高峰スーパークリスタル120ml2液性:6200円などの他にスポンジなどがセットされた物がラインナップされています。
ともかくここの商品は皮膜の厚さを謳っています。膜厚さは従来品の約5倍だそうです。

それぞれ目的が違う商品です。
スーパークリスタルエクセレントはともかく作業性を重視したもの(当然保護光沢性能も)で塗りこんで即拭き取りで終了。硬度も6Hとなっています。耐久性については6ヶ月でその後徐々に光沢が落ちていくそうです。
成分はガラス繊維とセルロース繊維と言うことだそうです。
スーパークリスタルは他のガラス系のものと異なり施工時は少しの水分でもNG。完全乾燥が条件だそうです。当然下地処理も車の状態によってはコンパウンドをかけなければなりません。UVカット、耐久性に優れているそうです。

耐久性について具体的な数値は示されていませんね。どのくらい持つのでしょう?


Rei Community(レイコミュニティ)

WAXを過去のものと言う新時代自動車ボディ用ガラス繊維コーティング剤であるアクアクリスタルです。
これほどガラス系コーティング剤を世の中に浸透させたのはアクアクリスタルではないでしょうか?
通販限定商品だったものが市場を拡大させていき自動車用品量販店、ホームセンター、果ては安売りの殿堂ドンキホーテでも売っています。
自動車約4台分に使えるトライアルキット108ml:2980円(スポンジ、セーム付)、お徳用ボトル320ml:5800円、お徳用ボトル2本セット:10000円がラインナップされています。

アクアクリスタル1本で洗車とコーティングを両立、洗車からコーティングまで約15分、320mlボトルで12〜13回(カローラクラス)分使用可能、効果は3ヶ月…と良いことばかり書いてありますね。
本当ならば良いことです。

汚れ落とし効果はあるそうですが初回施工時には十分下地処理をすることが必要でしょうね。
施工中はボディ表面が乾かないようにしなければならないようです。他のコーティング剤と同じですね。

1週間程度あけることで重ね塗りをすることが出来るそうです。重ね塗りをすることで層が厚くなりより外的刺激を対象物に与えにくくすることが出来ます。

撥水ですがガラス系コーティングに当てはまる親水性となっています。


Surluster : シュアラスター ゼロウォーター

シュアラスター ゼロウォーターとは洗車後の水滴が付着したボディにスプレーして吹くだけという非常に簡単な施工で、ガラス成分がボディに浸透し結晶化することでボディを覆うことで光沢感を発揮します。
みんカラで大ブレイクし近所のオートバックスでもみんカラの整備手帳やフォトギャラリーがプリントアウトされ商品紹介に活用されていました。
水はじきは弱撥水性で繰り返し使用することで艶が深まるという特性を持っていますので、施工が簡単なため洗車のたびに使用することが推奨されています。(洗車のたびに使わなくても大丈夫)
使用範囲はボディのみならずホイール、未塗装樹脂パーツ、ウィンドウ、ダッシュボードなど多岐にわたります。
使用方法は濡れたボディにスプレーをして拭き取るという加水施工なので、拭きとった後に瞬間硬化するので雨が降る直前でも施工が可能です。


Surluster : シュアラスター ゼロウォータードロップ

シュアラスター ゼロウォータードロップとは、弱撥水性のゼロウォーターと異なり塗装表面に皮膜を形成し撥水タイプのコーティング剤です。
ガラス系特殊シリコーンによる撥水は滑水性が高いので水滴が流れやすく汚れがつきにくいという効果があります。
使用範囲はゼロウォーター同様ボディ、ホイール未塗装樹脂パーツ、ウィンドウ、ダッシュボードに及びます。
重ね塗りを行うことで深みが増し、連続施工する際は施工後、乾燥状態で1時間放置した後、再施工することが推奨されています。
尚、ゼロウォーター同様汚れ落とし効果はありませんので下地処理が重要になってきます。
また、ゼロウォーターとの併用も可能でゼロウォーターをベースコートとしてゼロウォータードロップをトップコートとして使用することが紹介されています。


SNK-NET叶V日本貿易

パワーGFシリーズ、クリスタル5、ピンクダイヤモンドなど色々なコーティング剤がラインナップされています。

この中で目を引くのが皮膜厚さ2μmと硬度9Hです。この厚さの皮膜が斑無く施工でき、光沢などが十分得られるのであればすばらしいですね。
皮膜厚さについてはCar Shine COPR.の意見と違っていますが、会社が違えば意見が違うのは当たり前。どちらが優れているのかと言うことではなく、どちらが自分の好みに合うかと言うことでしょう。
でも本当だったらすごい。


ウィルソン ツヤエキスパート 小型車用

ウィルソンが送り出したガラス系2液性コーティング剤がツヤエキスパートで1年以上艶めきを持続する効果があるそうです。
弟が使用したところ、下地処理を殆ど行わなかったにもかかわらず、どうしても消えなかったトランクの擦り傷が消え全体的に皮膜の非常に厚いコーディングができているような仕上がりになりました。
塗布後拭き取りの必要はあるようですが、1年ほどの耐久性があるのであれば全てセットになっているのでかなりお買い得+効果も十分と考えられます。
小型車用 A液:55ml+B液:4.5ml

中〜大型車用 A液:85ml+B液:4.5ml
こちらをアコード ユーロR CL7で使用したところ、かなり多めに使っていたにもかかわらず約半分ほど余ったそうです。
その後ポリッシングを行いボディコンディションを整えたところ、ボンネットの使用量は数的という非常に少ない量で液剤を均一に伸ばすことができるそうです。コンディションを整えることも重要ということですね。
説明書には全量を混ぜるよう表記があるそうですが、容器があれば中〜大型車用を購入して半分ずつ使うという方法が考えられます。

この商品のインプレッションについてはウィルソン ツヤエキスパートを御覧ください。


コーティング施工店紹介

潟Aークバリア21

四国アイランドリーグを応援しているだけあって本社は香川県で、物は最近流行のガラス系コーティングです。
他社と異なり完全無機ガラスを使用しているため劣化は理論的に無いそうです。


PCS(有限会社プロテクトPCS)


Spring Wood co.

問屋さんが持ってきた商品に疑問を抱きつつも試してみたら非常によかったため施工を始めたというパワーGFシリーズ、ピンクダイアモンドを販売もしているコーティング屋さんです。商品はSNK-NET叶V日本貿易のものでしょう。
結構詳しく乗っているので取り上げてみました。