キーシリンダーランプ

キーシリンダーと言うのか、エンジンスイッチ(by取扱説明書)と言うのかどうか詳しくは知りませんが、この部分の照明を白熱球からLEDに変更したいというご要望がつ〜くんさんから頂いたので製作することにしました。


まず、この場所に使用されている白熱球はT5 1.4[W] 720[mcd] 9.0[lm]になり(と思われる)電球にシリコン製(多分)のカバーがかぶせられています。カバーの色は当然オレンジ色となります。
この場所に使用できそうなLEDの外径はφ5が最大になる…のかな?まあとりあえずこれを使用することにします。また、この場所はそれほど光の拡散は必要とされないようです。なぜならば電球を差す透明のアクリルには光を放出する場所に凹凸があり、アクリルに光が入射すると凹凸のある部分から光が放出される…と思います。と言うことは光量を確保しておけばよいと言うことに…


まあやっとLEDが入手できたのでとりあえず練習のつもりで作ってみることにします。
いきなりですが、右の写真が出来たものを組み付けたものです。使用したのは
・NSPW-500BS φ5 20度 Sランク 9200mcd ×1
・E-103 ×2
・10DDA10 ×1
となります。
当初の予定ではT5と同じ形を目指していたのですが、どうやら私では無理…
仕方がないので発光しさえすればよいと言うことで形は無視して作ることにしました。やや(かなり?)不恰好かも…見えないから良いですけどね。でも、接触不良は心配…


因みにLEDの先端は加工しています。これは光の拡散を狙ったものではなく単純に設計寸法に収めるためです。LED先端の加工は始めやすりで行っていたのですが、時間がかかりすぎるためハンドエッジャーと言う器械で削ることにしました。この器械はグラインダーのようなものですが…詳細は“ハンドエッジャー”で検索すると分かると思います。
また、先端を削ると表面が白濁してしまうので一応グラインダーで削って白濁部分を取り除いてみましたが光量は目に見えるほど変わりませんでした。
それにしても最先端の製品を“アナログ”で削っていいのでしょうか?日亜の開発者が見たら涙流すかも…


久しぶり(何年ぶりかな?)のハンダ付けに苦労しながら何とかできていざ点灯させてみると…右の写真をご覧になるとお分かりになると思いますが結構いい感じに仕上がりました。
因みに夜に撮影したのですが、近くに蛍光灯の屋外照明がありました。
右の方がやや光に斑があるような気がしますが、私は特に気にしていませんが。左下の奥にLEDがあるためこのあたりが一番明るくなっています。

こちらは曇りの昼間に撮影したものです。一見すると点灯していないようにも見えますが、点灯していなければ白いリングの部分は透明に見えるはずです。直射日光が差し込んでいるような状態だと見えないかもしれませんが、そもそも夜キーを差し込むときに見えやすくするものなので昼間は発光の必要が無いと言えば無いのかも…

初めての作品にしてはまあまあいい出来ではないでしょうか?ただし、この場所は遅延タイマーが使用されているので今のところ問題は発生していませんが、何かが起こらないとも言い切れません。と言うのは以前ルームランプをLEDにしたら車体側に不具合が発生したと言う話を聞いたことがあるので…
まあその方の取り付けたLED商品が悪かったかもしれませんし、車の部品が寿命にきていたのかもしれませんし…
ドアを開けると必ず点く場所なのでしばらく使ってみて不具合が発生したらその都度HPでUpする予定です。


しばらく使用して問題が無ければご要望があれば製作に応じるかもしれません。お金の問題が絡むのでおそらく一旦オークションに出品して落札してもらうようになると思いますが…


取付日:2003年11月18日


その後光の拡散を目的にフラットタイプを2個使用したものを製作しました。
上で紹介しているものをType-1、これから紹介するものをType-2と呼ぶようにします。
右がそれぞれのLED(と付属品)単体での写真です。
逆の並びになって見難くて申し訳ありませんが、Type-1が下側、Type-2が上側となっています。


固定方法は白熱球を取り外して2本の線を奥まで入れて反対側に折り曲げてテープで絶縁するだけです…ってわかりやすい説明ですね(^▽^笑)
今度撮影しておきます。


とりあえず右が白色LEDフラットタイプを2個使用したものの写真です。光の拡散を目的としたものなのでType-1よりも右上の方が明るいような…
でも、全体的には予想通りType-1よりも僅かに暗くなってしまいました。
しかも材料費60%Up。ただし、Type-1のようにLED先端を加工するようなことはしていません。

どちらかと言えばType-2の方が作りやすかったような気がします。光量が僅かに減少するものの光の広がり方はこっちの方が良いような気が…


つ〜くんさんからご要望のあった青色キーシリンダーランプも光の拡散を目的に結局フラットタイプで製作することにしました。
と言うよりも青色φ5LEDだと白色φ5LEDほど光度が高くないのでこっちの方が良いかもしれませんね。

結局φ5白色LEDを使用したType-1、フラットタイプLED(白&青)を使用したType-2を作りましたがやはり光の斑は純正の白熱球と同じ程度発生しています。白熱球の光の斑を改善したいと言う目的だとLEDを使用したものはまだ不向きかもしれませんが、純正程度の光の斑は許容できると言うのでしたら色を決められるので非常に良いものではないでしょうか?


光の斑と連呼しましたがデジカメの写真だけでは伝わりにくいかもしれませんが実物を目で見ても同じような感じだと思います。個人的には写真の通り非常に良い出来だと思います。(形は不恰好ですが(^▽^笑))


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