パソコンメモリ

パソコンに装着されているメモリとしてはRAM(Random Access Memory)というものとROM(Read Only Memory)というものがあります。前者は書き換え可能なメモリで通常PCの電源を落とすと内容は消去されますが、後者のほうは読み込み専用ですが電源を落としても内容は消去されません。
そのほかにフラッシュROMというものもあります。


まず通常PCに使われるメモリの種類からですが以前はPCメーカーごとにさまざまな種類が使われていたのですが現在は殆ど規格物しか使用されていません。その規格とはDDR2 SDRAM(通常DDR2といわれる)、DDR SDRAM(通常DDRといわれる)、SDRAMの3種類です。
これらは左に行くほど規格が新しく速度が速くなっていきます。その規格の中でも数種類あります。


私のPCで使用されているメモリはDDR400(PC3200)というものです。400という数値はメモリクロックを表しており400MHzまでで動作するという意味です。この下位グレードとしてDDR333(PC2700)というものがあります。周波数が333MHzとなっているため400と比較すると若干速度が低下します。
まあそんな規格は知らなくてもメモリは購入することができます。BUFFALOやI・OデータのHPで対応メモリ検索ができるので自分のPCに合うメモリを簡単に探すことができます。



で、なぜメモリが重要なのかというと速度低下を抑えることができるためです。
まずWindowsには搭載しているRAMの容量を超えたメモリを要求されたときのためにHDDへその一部を移すスワップという現象が発生します。これは物理メモリ不足を解消してくれる良い方法なのですが困ったことがあります。
それは速度です。RAMの読み書きとHDDの読み書きでは速度に雲泥の差があります。当然RAMの方が早い。
で、その速度低下を調べる方法として(まあ体感でもわかりますが)タスクマネージャーを見るというのがあります。


ツールバーを右クリックして“タスクマネージャー”を選択するか“Ctrl+Alt+Delete”を同時押しすると右のような画面が出てきます。


それぞれの説明についてはあちこちで紹介されているのでここでは割愛させてもらうとして、結論から言えば物理メモリ合計>コミットチャージ合計ならばHDDへのスワップはほとんど発生しておらず動作の遅延による体感上の遅さというのはあまり感じられないはずです。


逆に物理メモリ合計<コミットチャージ合計ならばHDDへのスワップが発生しており体感上遅いと感じることがあるはずです。


具体的に私の場合TV番組をSmartVisionで録画しそれを編集してDVDに焼くときUlead DVD MovieWriterを使用した場合コミットチャージ合計が600MB超になりHDDへのスワップが発生しており遅いと感じることがあります。ちなみにオンラインゲームをやった後は760MB超でした。
で、物理メモリを超えた分+αに関しては現在使用しているプログラム以外でメモリを消費しているものはHDDへスワップさせるということになります。
このため使っていたプログラムを終了させたとき&それからしばらくの間はPCのパフォーマンスが著しく低下します。そりゃそうですよね。この状態はHDDへの読み書きが一時的にMAXになるためWindowsの方はその処理待ちということになります。基本的にHDDは遅い。7200rpmでも一緒。


対策としてはRAMを増設するということになります。
注:RAMを増設しても初めてプログラムを読み込むときの速度は変わりません。読み込んだプログラムを再実行(たとえばIEを始めて立ち上げる時は早くならないが、2個目を立ち上げるときは早くなる)する場合にRAM増設の効果が出てきます。


RAMを増設=物理メモリ合計を増やすということはHDDへのスワップが発生しにくくなり動作の遅延が発生しにくくなり遅いと感じることが少なくなるでしょう。


具体的にどのくらいの物理メモリ合計にすればよいのかということですが作業を行った後タスクマネージャーを起動してコミットチャージ最大値を上回る量ということになります。


私の場合512MBのRAMが1枚差さっており1枚追加することができます。で現在のところ1枚のRAM最大値は1GBです。
私の使い方であれば物理メモリ合計はおそらく1GBあれば十分なのでしょうが今後の発展を考えて十分余裕を持った1GBのRAMを購入しました。これで物理メモリ合計は1.5GB(=1536MB)となるので動作遅延はほとんど発生しないと思います。
そんなに必要ないとか言う突っ込みは無しにしてください(^▽^笑)今後の発展もあるので。


私が購入したRAMはI・OデータのDDR SDRAMのDR400シリーズというものです。このメーカー以外にもありますがこのメーカーはメモリの無期限保証(初回導入本体に限る)を行っています。メモリと何とかは良い物を!という先人の教えに従いました。
安く手に入れようと思えばネットやPCショップでバルクメモリ(=パッケージの無い殆ど剥き出しの物)を買えば数千円のコストダウンになるのでしょうが、バルクというだけあって保証は限りなく少なく不具合が発生した場合面倒なことになりそうなので結局やめました。


ん?結局?実はSAMSUNGのバルクメモリを購入する予定でした。もともとこのPCに装着されているのはSAMSUNGのメモリだったので同じメーカーならば相性の問題も非常に少ないと思っていたのですが…


そのショップのお兄さん曰く“バルク品は売れるからおいてあるだけでメーカーPCに装着するものではない。自作ならばメモリの相性が甘い場合がるので使える場合もありますが…BUFFALOやI・Oデータの物とはぜんぜん違いますよ。これらのメーカーがチェックをして弾かれた物がバルク品として出回っているので。バルク品というのは動作が怪しいかもしれないというのではなく動作が怪しい物です。不具合が出ない場合もありますけどね〜”だそうです。結構ひどい言われようですね。


そのお兄さん体調不良のためか微妙にやる気が無かったのですがこの話を聞いたら5年保証若しくは無期限保証のついてある安心できるメモリの方が良いみたい…と考えるようになり結局I・Oデータのメモリを購入することになりました。


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