Chapter 8 ガラス洗い&磨き

ウインドゥの汚れは事故の元!

ガラスに油膜が付いていると、雨の日にワイパーを動かせば目の前が曇って大変見にくくなります。これを除去するためには、ガラス用の超微粒子の研磨剤が配合された「ガラスコンパウンド系」のクリーナーでしっかり磨く必要があります。傷が付いたウインドーは1枚はぎ取るの良いでしょう。


その後ほっといておくとまた油膜はついてしまうのでコーティングをする必要があります。コーティングをすると60km/hぐらいで走れば、ノーワイパーでも大丈夫になりますがコーティングの剥がれはじめほどやっかいなものはありません。ビビリ音や、拭き残しが出たりします。これを嫌ってコーティングをするのを躊躇う人もいますが、根気よく作業すれば、何カ月も持つコーティングを作ることが出来ます。レーシングドライバーの土屋圭一さんは1回の作業で3カ月持つコーティングを施すと言う話を聞いたことがあります。素人でも少し根気よくすれば私たちもこのようなコーティングを作ることが出来る(と思います)。


まず、ガラスをきれいに磨いた後コーティングしていきます。はじめの1〜2カ月は週1回くらいのペースで濡れたウエスできれいに拭き乾燥させた後塗り重ね、以後月1のペースで塗り重ねてやると被膜が強固になって剥がれにくくなってきます。ガラスを完璧に磨いた後、強固なコーティングをすればかなり低いスピードでもノーワイパーが可能になります。60km/hどころではなく完璧にフラットな面になると10km/hでもノーワイパーで走れるぐらいにもなると言います・・・


  • 虫の死骸やピッチなどは、洗車後に粘土クリーナーをかけることで除去出来ます。大方の洗っても落とせない付着した汚れは、粘土クリーナーで落とせるはずです。
  • シリコン油膜は、雨の日にワイパーを動かそうとするとギラギラとする油膜の一種です。専用のクリーナーで根気よく磨いて落とすのが最良の策です。塗布用のスポンジは乾いたままだと溶液がすぐに乾燥してしまい、のびが悪くなって作業効率が低下します。このため、まず水に浸して絞り、軽く湿らせます。
  • 容器を良く振って底に沈殿した研磨剤を混ぜ合わせてから、湿らせたスポンジの表面にムラなく広がるようにたっぷり付けてあげます。
  • 強めの力でこすり取るような感じに磨き上げていきましょう。最初は滑るような感覚があるものの、擦っていくうちに引っかかるような感じに変化してくるはずです。滑らなくなれば油膜は落ちているはずですが、頑固に付着しているとピンスポット的に溶液を弾く部分がどうしても残ってしまいます。
  • もしもそのような部分があったなら、とにかく弾かなくなるまで繰り返し磨きましょう。きっちり磨けるとボディにワックスを塗布したときのようにガラス面がムラのない白い膜に覆われます。油膜が落ちたかどうかは、液剤を弾くかどうかで判断します。塗り込んだ液体を弾かなければOKです。このような状態になったら、白い粉が残らないよう濡れたウエスで拭き取るか、水できれいに洗い流しましょう。
  • 最近は、塗り込む作業がかなり楽になっている商品が発売されています。塗り込むコツは、薄く数回に分けて重ね塗りすることです。また、根気よく仕上げるのがポイントです。ボックスタイプのティッシュペーパーを2枚重ねにし、中心から半分に4回続けて折り返し、約5cm四方の大きさに折り込んで塗布用の紙を作ります。
  • ガラス面が冷えているときはヒーターで軽く温め、濡れているときは完全に乾かしましょう。OKならティッシュペーパーにガラスコーティング剤をたっぷり付け、連続した円を書くように交差面を塗り重ねつつ、まんべんなく力強く塗りのばしていきます。のびが悪くなったら、その都度液を付けることが肝心です。
  • 溶液はアルコール系で汚れを落とす効果もあるため塗布用のティッシュはすぐに汚れてきます。もしも、極端に汚れたなら交換しましょう。
  • 塗り込みが終わったら、表面が白く乾くまで乾燥させます。きれいに塗り込めると全体にもやがかかったような状態になります。そんな状態になればOKです。
  • 十分乾燥させたら綺麗なウエスを水にひたして、しっかり絞ってからガラス面が透明になるまで隅々まで拭き上げましょう。これでコーティング処理は終了です!コーティング剤が効いてくると、雨の日だけでなく、汚れが付きにくくなるというメリットがあります。例えば、虫の死骸は濡れウエスだけでさっと落とせるようになります。

Chapter 9 室内などの清掃

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