Chapter 9 室内などの清掃

きれいな室内で気分良く!

ボディだけ綺麗にしても車の室内が汚れていては車がかわいそうです。やはり室内もきれいに掃除しておきたいですね。せめて半年に1度は徹底的にクリーンナップしたいです。


砂や土埃を落とさないよう注意して、フロアマットを車内に取り出し、路面にたたきつけて埃を落としたら、タワシでゴシゴシ水洗いして乾かしましょう。


車のシートは4本のネジで止まっているので、これをはずしてボディに傷つけないように注意して取り出します。シートベルトメモリーがついている場合は、シートの裏にコードがついているので切らないよう注意しましょう。ただし、サイドエアバックが装着されているシートの場合は取り外す順番が決まっているので、細心の注意を払いながら作業しなければならず、一般には外さない方が良いでしょう。シートは外に出し、バシバシたたいて埃を出してあげましょう。運転席側が特に埃が多いです。布地が使われているシートの汚れを取るためには「布地用シートクリーナー」を使うと綺麗にすることが出来ます。シート以外の内装にも応用できるため用意しておきたいです。


室内の清掃は、掃除機を使ってゴミを吸い取ってしまうのが普通のやり方ですが、シートやフロアに潜り込んだ塵や埃は簡単には吸い取れません。そこで、ブラシを使って汚れをかき出しながら掃除機で吸い取っていきましょう。


ドアの内張りは、霧吹きなどで水をかけた後、ブラシで磨き、シリコン剤を吹きかけてさらに磨きます。ドアのサイドなどの見えないと塗装部分にも、シリコン剤を吹き付けて防汚を施しておきましょう。


臭いを取るには除菌消臭剤を使うと良いでしょう。間違っても芳香剤などでにおいをごまかしてしまわないように!いろんなにおいが混ざって手が付けられなくなる場合もあります。除菌消臭剤は、煙が出るタイプがおすすめです。とても小さい除菌消臭の粒子が、様々な細かいところまで入り込むからです。


窓はお酢で拭くととても汚れが取れます。ただしボディには決してつかないよう注意してください。拭き取りもしっかりしないとにおいが残ってしまうので注意が必要です。


  • 室内は、食べカスや毛髪などが大量に落ちています。これを掃除しないでいるとダニの発生やイヤなにおいのもとになるので、ボディ以上に気を配ってあげたいです。
  • ブラシを使ってシートの布の間に入り込んでしまっている砂や埃を出しながら、巻き上げないようにすぐに掃除機で吸い取りましょう。掃除機で吸い取りにくいマットの繊維に絡まった糸くずや髪の毛は、ガムテープの粘着力を利用する方法もあります。
  • 砂や埃を取り除いた後に、シートクリーナーなどを使って油汚れをきれいに拭き取ります。付属にスポンジにたっぷりスプレーし、泡をのばすような感じで塗り広げつつ擦って、ウエスで拭き取るだけです。風通しを良くして完全に乾かして終了です。
  • ドアの内張りに付いた手垢や油分には、霧吹きで水をかけ、ブラシでこすって汚れを浮き上がらせましょう。
  • タオルで拭き取ってみて、全体に湿り気が残っていれば油分が取れた証拠になります。湿り気のない部分があればやり直しましょう。
  • 水溶性シリコン剤をドアの内張りのゴムやプラスチックの部分に吹きかけて、ブラシで優しく擦りましょう。
  • タオルで拭き上げてフィニッシュです。ブラシとシリコン剤を使うことで、濡れタオルだけとは全く違った艶が出ます。
  • ウインドーの掃除は内側を外側ともに、水をたっぷりとかけ、汚れを浮き上がらせましょう。
  • 水に濡らし、固く絞ったタオルで力を入れて磨き、次に乾いたタオルを使って拭き上げましょう。
  • シリコン剤とブラシはこのほかにも使い途がたくさんあり、1本あるととても便利です。ブラシは用途に合わせて何種類か欲しいですね。
  • ドアのサイド部分も意外に見落とされがちだがかなり汚れています。シリコン剤を吹き付けてブラシで擦ってあげましょう。
  • ドアのヒンジ部分なども汚れがたまって錆の原因になってしまったりするので、しっかりと拭き上げましょう。

Chapter 10 スモークを貼る!

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