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配線

自分でターボタイマーを付ける時、ウインカーポジションキットを付ける時、ナビゲーションを付ける時など自分で配線を取り付けたり既存の配線を分岐する状況は頻繁に訪れます。通常線同士を接続する場合は電工ペンチでギボシをかしめて接続します。また、既存の配線を分岐するときはワンタッチコネクターを使うと簡単に作業が出来ます。但し、使い方を誤れば断線や接触不良が発生するかもしれません。
ここでは知っている人は当然のように行っている作業について(私自身も完全とは言えないので)基本に戻って考えたいと思います。

道具
電工ペンチ
電気関係をするには必須アイテムです。
この商品は0.75[sq]〜5.5[sq]までの線の皮膜が簡単にむけ、物を挟む事が出来て、線を切断することが出来て、ギボシをかしめる事が出来ます。
また、ギボシをかしめる時に使うのは画像の左の端にある部分で2.0と5.5と書かれている所です。
ギボシ(ターミナル)
上半分の丸型銀色ギボシと下半分の平型の金色ギボシがありますが私が一般的に使うのは丸型ギボシのほうです。
どちらも通常2.00[sq]までの配線に対応しています。
線の先端を電工ペンチで被膜を剥き剥いた部分(ギボシの右の端:電工ペンチ左端の5.5の部分を使用)と被膜の部分(ギボシの右の端からちょっと左に寄った部分:電工ペンチの左端の2.0の部分を使用)2箇所をギボシでかしめて取り付けます。
当然かしめる前に半透明のカバーをかぶせないといけませんが。でも、最近はギボシをかしめた後からつけられるカバーがあるようです。

平型ギボシは私はあまり使いません。ホーンをつけるときに使うぐらいかな?

でも、丸型と平型ってどうやって使い分けるんでしょう?ご存知の方教えてください!
ワンタッチコネクター
既存の線を分岐するときに重宝するのがワンタッチコネクターです。
2種類あり(これはエーモン製)青いものが2.00[sq]位の太い線に、赤いものがそれより細い線に使います。それぞれ対応している線の太さを忘れましたが購入するときにパッケージに書いてあります。
しかしながらこれを使用すると接触不良を起こすと言う話をたまに聞きます。メーカーは使用できる線の範囲ならば不具合が生じないように作っているはずなのですが・・・
ちなみに私はあまり使用していませんが(使用する箇所が無い)セキュリティのアンサーバックの一つとしてウインカーを点滅させるようにしていて、ここに2つ使用していますが取り付けてから3年がこようとしていますが今のところ不具合は発生していません
ある日突然片方のウインカーがアンサーバックしなくなりました。片方だけって言うのがいやらしいですね。やはり良くないのかも?それとも私の使い方が悪かっただけ?他の場所は問題ありませんでした。

この他にクワガタ端子(車体のボルトと共締めしてアースを取る)、オーディオ用の平型端子などがあります。

でも、最近は自動車用品量販店に行くと自分で線を加工して取り付けることなく、あらかじめ加工された線が売られています。便利になったのかどうなのかは不明ですが・・・
電工ペンチと何種類かの線とギボシとワンタッチコネクターとクワガタ端子があればどんなものでも取り付けられるんですけどね。

右の画像のように線とギボシと電工ペンチを使います。線の先端にギボシをしっかりかしめてギボシを覆うようにあらかじめ半透明のカバーを入れておきます。
ギボシをかしめたら線を引っ張ってみて抜けないことを確認しなければなりません。また、ギボシ同士を接続して同様に抜けないことを確認しなければなりません。ギボシ同士が抜けてしまう場合はメスのギボシを電工ペンチなどで少しつぶしてやると抜けにくくなります。

この画像はプラス用に作っています。通常配線と言うものはプラスの方から+→メス:オス→メス:オスと接続していきます。“→”は配線コード、“:”は接続(ギボシで切り離せる)部分です。
画像の右側のオスが上流側(プラス側:接続する相手は上流側のメス)、左側のメスが下流側(アース側:接続する相手は下流側のオス)としていますが、この理由は万が一ギボシが抜けた場合にオスが下流だと車体と触れたときにショートしてしまいますが、カバーで全て覆われるメスだとショートする危険性は殆どありません。

もうちょっとわかりやすく言うと右側のオスをバッテリーのプラスに直接接続したと仮定する(実際はバッテリーのプラスに接続された線の端に付けられたメスのギボシと接続する)と左側のメスはカバーで全て覆っているので車体と接触することも無くショートすることもありません。逆に左側のメスをバッテリーのプラスに接続した場合は右側のオスはカバーが端子の一部しか覆っておらず車体と少しでも触れるとショートする危険性があります。

ただ、オーディオの線や最近のギボシカバーなどはオスも全て覆うような物を使用しているみたいです。
マイナス用は・・・後で説明します。

ところで、この右上の画像のような物が必要になったことはありませんか?(少なくとも私は何度かあります)
ギボシで線を接続していたけれど新たにもう一本線を接続する必要が出てきたときなんかは良く使います。本当はハンダ付けしたほうが良いのでしょうが私はハンダが苦手です。今まで被膜を溶かしかけたことがあって(といっても幼少時代)それがトラウマになっているのかどうか知りませんが・・・
但し最近はメスが2つに分かれていて2本の線を接続できるようなギボシもあるようです。

繋目がどうなっているのかと言うと右の画像のようになっています。この金色の金属の部品はギボシの根元(被膜にかしめる)部分のみをニッパーで切断して使用しています。皮膜を剥いた線をかしめる部分を使用していないのは単純に2本の線を一緒にかしめることができなかったからです。何処で聞いたか見たかは忘れましたが、ちょっと不安のあるワンタッチコネクターの変わりにこうすることも出来ると確かエーモンの社員の方が言っていたと思うのですが・・・
かしめ型が充分ならば引っ張っても抜けることはありません。但し、線が細い場合は被膜にかしめる部分とともに被膜を剥いた場所にかしめる部分も使用する必要があります。たぶん線が1.00[sq]以下だと皮膜を剥いた場所にか占める部分も使用しなければならないと思います。

当然金属や線が見える部分は熱収縮チューブなどで保護しなければショートの危険性があります。

右の画像は今度はマイナス用の分岐線です。マイナス用ということでプラス用とはギボシの付け方が逆になっています。
今度は左側のオスが上流側(プラス側)、右側のメスが下流側(アース側)となっています。こちらは1本のアースにもう一本アースを割り込ましたい時に使います。

いずれにせよギボシを使用する場合は線を少し引っ張ってみて抜けないことを確認することが重要です。

まあ、通常ギボシを使用した箇所は線が引っ張られるなどと言うことは無い場所に使用します。
線が引っ張られる可能性のある場所はどうするのか?と言うと車の純正のようなカプラ-を使用します。接続部分は大抵平型のギボシになっておりそれを通常白いプラスティックが覆っているものです。プラスティックの覆いはオス、メスでそれぞれを接続すると双方が爪で固定できるようになっています。(わかりにくかったらホームセンターの自動車用品コーナーに大抵置いてあると思うのでそれをご覧ください)

でも、殆どプラスティックの爪のついたものを使うことは無いのでは?とか言いながら私は一ヶ所使っていますが・・・
何処で使っているのかと言うと所謂ターボタイマーハーネスのターボタイマー側です。車体側は純正と同じ形状なので爪が付いていますがターボタイマー側は汎用性を持たせるために爪が付いていません。このため別に購入した爪つきのプラスティックを取り付けて使用しています。なおターボタイマーは私の車にはついていませんが、ここからメーターなどの電源を取るのにハーネスを買ってきて先端を加工して使っています。

ところでご覧になっている方に質問ですが、線を分岐する場合にワンタッチコネクターを使用したものと、自分でハンダ付けしたものと、私が作ったようなギボシの根元の部分を使用したものでどれが一番信頼できますか?

ちょっと作業をしたことのある方でしたらワンタッチコネクターはNG、ハンダ付けがベストと言う意見でしょうが何せハンダ付けが苦手なもので・・・

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