BBlanks Freeze(フリーズ) イモビライザー

Freeze(フリーズ)とは有限会社 キャン・コーポレーションがBBlanks(バーニーブランクス)のブランド名で世に送り出した後付けイモビライザー(セキュリティ機能の一部)です。イモビライザーということで音の出る一般的に言われるセキュリティと異なり盗難に遭いそうなときに音や光を出すことはありませんがその機能の高さで取り上げることにしました。


まずこの商品が出てきた経緯から説明します。
自動車の盗難は以前から問題視されていましたが、数年前から重機(ショベルカーなど)が盗難されそれがATM破壊などの犯罪に利用されていました。重機は聞くところによると比較的簡単に動かせてしまうようです。自動車のような鍵はあるのですが同じ形は数万個に1個しかないということは無く鍵のような形をしたものでもエンジンがかかってしまう上に、重機の鍵は車内(といっていいのかな?)のとあるところに置いて現場を離れるそうです。
そもそも重機なんか盗難に合うと考えていなかったのでこのようになってしまったわけですが悪いことを考える人がいる以上何とかしないといけないのは重機メーカーです。
ということで自動車と同じようにイモビライザーをつければ良いと考え各社に後付けイモビライザーの製品化を依頼したそうです。で、色々な経緯がありBBlanksのフリーズが選ばれたそうです。


開発のコンセプトはエンジンがかからないことと言う事で通常はスターターラインをカットするようにするのですが、重機メーカーの方から依頼がありIGラインもカットするように出来ています。つまりイモビライザーが2系統あるということです。セキュリティのページをよく読まれている方はピンと来たかもしれませんがあの世界最高峰といわれているクリフォードの上位機種のウルトラセキュアイモビライザー(デュアルポイントイモビライザー)と同じです。しかも安定しないことがたま〜にあるといわれているクリフォードと違いこっちは信頼の日本製です。電源が安定したところからでないと動作が不安定になるとかバッテリー電圧がどうとかいうことは無く少々の電圧降下でもなんともないそうです。(回路的なものが違うと思われる)
ということは配線さえはんだ付けなりしっかりした方法(ギボシでは絶対にNG!)で取り付けてしまえば誤動作など殆ど無く(工業製品なので100%無いとは言い切れないけど99.999…%無いと個人的に思う)安定して動作してくれると思います。
当然配線の色はセキュリティと言う事で全て黒色なのでセキュリティレベルも十分です。


で通常(殆どのセキュリティもそう)はスターターラインとIGラインをカットするのですが(2回路までの機能をカットする)別にここにする必要もありません。クラッチスタートの車ならばクラッチスタートラインをカットしてもいいし、フューエルライン(ポンプの電源系)をカットしてもいいし、要はエンジンが駆らないようにするための線をカットすればよいので使い方の幅が非常に広いのが特徴です。(説明書には技術的な問題でスターターラインとIGラインをカットするように記載されていますがどこでもOK)また一般的なセキュリティは(私の知ってる限りクリフォード、FORCE、AUTOPAGEを除く)バッテリーを一旦外されてしまうとセキュリティがOFFになってしまうことがあるのですが、フリーズの場合はイモビライザーということでそのようなことも無く車によってはフリーズの動作用電源(若しくはフリーズの動作用アース)をカット(通常どんなセキュリティも動作不能な状態)してもイモビライザーの機能は損なわれません。配線の加工は必要になりますがエンジンスターターとの共用もOK、ターボタイマーは市販のハーネスで問題無し、セキュリティとの併用もOKという優れものです。これってかなり凄いことですよ。聞くと中身の構造(根本的な部分)は非常に単純になっているので(単純と言うことは取付次第でどうとでもできる=非常に優れている)汎用性が高いと言うことはすばらしいことです。またキーのIDも1844京6744兆737億955万1616通り(HORNETのIDは687億以上)と何桁だ?8桁も多いです。ID数が多いだけでは盗難に対して十分では無いと思われるかもしれませんがその対策も当然されています。当然のことながらローリングコード式で毎回IDコードの書き換えを行っているので理論上コードの盗難による違法な解除の可能性は0%らしいです。


文章を長々と書くと分かりにくくなるのでここでフリーズの優れている点を箇条書きすると


フリーズパワーキータイプ

・面倒な操作(ボタンを押すなど)は無し


フリーズタッチキータイプ

・セキュリティ解除はタッチキーをタッチパネルに当てるだけ
・純正イモビライザーとの併用もOK


双方共通

・2系統の電源を遮断=クリフォードの上位機種と一緒
・バッテリーを一度外されてもセキュリティ機能は継続
・本体への電源供給が絶たれてもセキュリティ機能は維持
・IDタグキーは電池を使用していないので半永久的に使用可能
・日本製なので安定性抜群
・エンジンスターターとの共用もOK(但し車両側配線用加工)
・ターボタイマーとの共用もOK(ターボタイマーハーネスの使用も多分OK)
・他社製セキュリティとの共用もOK
・キーのIDはなんと1844京6744兆737億955万1616通り
・しかもIDは毎回書き換えるローリングコード方式
・ヒューズホルダーを含め配線は全て黒色
・セキュリティをONにするための特別な操作は一切無し(エンジンをOFFにしてキーを抜くだけ)


消費電力

・セキュリティONで7mA以下
・セキュリティONのIDタグキーサーチ中(IG ON)で100mA以下
・セキュリティOFF(IG OFF)で9.5mA以下
・セキュリティOFF(IG ON)で6mA以下

優れた点はまだ色々ありますがこれだけでも凄くないですか?
パワーキーの方は電波交信のためアンテナの設置場所を決めるのが少し手間かもしれませんがイモビライザーだけ欲しいという人には超お勧めです。
HPを見るとネット販売もやってるみたいですが自分で作業する場合は絶対に接触不良にならないような配線(取説にははんだ付け必須と記載)をすることを注意しなければなりません。IGラインをカットした場合接触不良が発生すると走行中急にエンジンが止まることもあるので一応ショップでの取付をお勧めしているようです。

ちょっと詳しい人からするとバレーモードへの入れ方は?と言う疑問を持たれるかもしれませんがその点もぬかりありません。イモビライザー解除状態である手順を踏まなければバレーモードに入ることは出来ません。つまりIDタグキーが無ければバレーモードに入ることは無い!と言うことです。
逆にIDタグキーを紛失した際は大変です。予備を持ってくるか取り付けたのと同じぐらいの時間をかけなければ解除できないわけですから…
操作(と言うかエンジンをかける手順)は非常に簡単!しかしセキュリティレベルは高い!その分ユーザーにはある程度の要求をする(絶対にIDタグキーを紛失しないこと!)と言うイモビライザーですね。

文章ばかりで見難いですね。ゴメンナサイ。でも最後に提案です。
Freezeとバッテリー内臓サイレンを持ったセキュリティとの組み合わせを行うとそんじょそこらのセキュリティでは太刀打ちできないほどのセキュリティレベルを手に入れることが出来ます。

詳しくはBBlanksのHPをご覧ください。

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