グリース

グリース(grease、グリス)とは粘性が高い潤滑剤のことで潤滑剤に増ちょう剤を混ぜて作った半固体状の潤滑剤のことです。通常機械の軸受けなどに使用します。
半固体状ということで液体(スプレー)と異なり長時間対象物を潤滑させることが出来ます。
六自由度さんのところで用語説明がされているので参考にしてみてください。

ホームセンターなどでよく売っている安価(400gで数百円)なグリースは株式会社エーゼットの物が多いと思います。
私が持っているのもエーゼットのグリースです。

このグリースですが、中に含まれる成分によって値段は様々になります。高いものでは桁が違ったりします。
何が違うのかと言うと大まかに言うと使用温度と言うことになります。
温度が高い箇所で使用する場合は高温でも潤滑性を失わない成分が必要とされます。

特徴 使用温度範囲 増ちょう剤
シャシーグリース 各種車両の足回りに広く使用される
付着力が強く、耐水性に富む
-5℃〜+70℃ カルシウム
万能グリース 耐熱、耐水、酸化安定性、機械安定性に優れる
屋外機器の潤滑、防錆に最適
特に高速ベアリングに最も適する
-25℃〜+120℃ リチウム
モリブデングリース 配合されている二硫化モリブデンによりかじり、磨耗、焼付きを防ぐ
機械、部品等の動きをスムーズにし、給油機間の延長や、
機械部品の寿命を延ばす
-25℃〜+120℃ リチウム
ウレアグリース ウレア増ちょう剤により特に耐熱、耐水性に優れる
ベアリング寿命:125℃×1000h以上
-20℃〜+200℃ ウレア
シリコーングリース -30℃〜+200℃

上の表で言うと下のほうに行くほど値段が高くなります。
通常潤滑であればシャシーグリース、高加重のかかる箇所などはモリブデングリースと言うように目的にあわせて使い分けるといいと思います。

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