電波法

車のページで何故電波法?と思われるかもしれませんが、残念ながら殆ど必須アイテムとなってしまったセキュリティはリモコンを使用しています。リモコンを使用していると言うことは車側とリモコンの間は電波を使って通信していますよね?電波は限りある資源なので電波法と言う法律でその周波数並びに出力などが厳しく規定されているようなので少し調べてみました。


重要なことですが電波法と言う法律は違法電波を発信する器械を販売した側ではなく使用した側が罰せられるというようになっています。つまり違法電波を発信することを知っていなくてもその器械を使っていたら罰せられると言うことです。ちょっと調べたのですがかなり深そうなのでこのページではさわりだけを・・・


基本的に電波を発信する機械を使用する場合国に届け出る必要があります。しかし基本的にと言うことで例外が存在します。


微弱無線

電波法で定められた電界強度の許容値以下であれば、周波数・変調方式を問わず自由に電波を発射できる。利用方法も違法な目的でなければ全く自由である。
但しその電界強度の許容値は非常に低いため電波の飛距離は20〜200m程度(数値は使用条件・使用環境により大幅に異なる)しかない。
要は飛距離の少ない電波を発信する器械は電波法に適合しているものの車のすぐ近くでしか使用できないと言うことです。


特定小電力無線局

利用範囲は微弱無線と同じく多種多様である。具体的な用途としてはコードレス電話・リモコン・ワイヤレスマイクe.t.c.がある。
但し指定された目的・周波数帯・電波形式・送信出力(最大10mW)等を元に技術基準適合証明を取得する必要がある。(器械の方に証明書が必要で使用する側は免許等一切不要で証明書取得には約60〜90万円が必要)
こちらは微弱無線よりも出力があるためリモコンの飛距離は1km程度となるが器械のほうに証明書が必要になってしまいます。


でセキュリティのリモコンの話ですが世に出回っているセキュリティ(CLIFFORD,VIPER,HORNET…)は海外で作られているものです。リモコンの飛距離はどのくらい飛ぶのか知りませんが微弱無線で無い限り電波法に違反しています。特にページャー機能のあるタイプは飛距離が1kmとか2kmとか言われておりこれは間違いなく特定小電力無線局に入り器械に証明書が必要になってきます。
対して日本製のセキュリティは日本で作っているだけあって電波法には適合しているでしょう。(そこまで調べてませんが…)


具体的にどのように罰せられるのかと言うと、罰する方もしっかりとした根拠が無ければ罰することが出来ません。周辺住民から例えばテレビの受信が悪いとか、コードレス電話が…といった具体的な症状がでなければ調査員は出向くことは無く、罰せられることも無い…かも?でも違法は違法なのでそういう器械の使用は控えておいた方が無難ではないでしょうか?(一応違法改造などを推奨するHPで無いので)


でもねリモコンエンジンスターターつきのセキュリティでページャーは個人的に必須と考えています。(ページャーが無いとエンジンがかかったのかかかってないのか分からない)
ページャーのあるタイプのセキュリティで電波が少ししか飛ばないってページャーの意味が無い!エンジンスターターが車の近くまで行かないと動作してくれないって便利なところが全然無い!
セキュリティを売ってる側が特定小電力無線局の証明書を取ってくれると堂々と使用できるのにね…


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