デジタル放送の録画(家電編)

地デジを録画する際に、殆どの場合はHDDへ一度録画することになると思います。
一時期はDVDレコーダー(ここで言うDVDレコーダーとはDVDへ直接録画するものを意味する)がありましたが、HDDレコーダーの急騰によりそのシェアはかなり圧迫されていると思います。ひょっとしたらDVDレコーダーのBD(ブルーレイ)レコーダー(HDDは搭載しておらず、BDへ直接録画するもの)があるかも知れませんが、殆どないと認識しています。


各機器の使い方については分厚い(笑)説明書を読んでいただくしかないのですが、地デジを録画しようとした場合HDDが搭載されているレコーダーを購入すればできます。あ、当然地デジが見られる環境(アンテナ・地域)になっていないといけませんが…


で、高機能のものほど、多機能のものほど、HDDの容量が大きいものほど、新しいものほど高くなっていきます。機能性については網羅しきれませんのでいまのところ取り上げませんが、ここではHDDの容量がどのくらいあれば、どれだけ録画することができるのかを考えてみたいと思います。


よく目にするHDDの容量として350GB、500GB、1TBがありますのでこの3種類を取り上げます。
この際の地デジ放送のビットレートは規格の上限値である16.8Mbps、BS・CSハイビジョンのビットレートは同じく24Mbpsとします。

地デジ録画可能時間 BS・CSハイビジョン録画可能時間
350GB 約46時間 約32時間
500GB 約66時間 約46時間
1TB 約132時間 約92時間

時間だけでは分かりにくいのでドラマ1本(1クール=12話=12時間)とした場合、

地デジ録画可能時間 BS・CSハイビジョン録画可能時間
350GB 3クール強 2クール強
500GB 5クール半 3クール強
1TB 11クール 7クール強

350GBの場合地デジだと3クール強となり少ない印象があります。これがBS・CSハイビジョンの場合2クール強となり少なく感じます。
これが、500GBになるとそれぞれ5クール半と3クール強となりそこそこ録画できそうな気がします。


ところが、1週間に1番組のみを録画するのであれば1年を前期と後期に分けた場合500GBでも2年半と長くなりますが、1週間に3番組録画しようと思うと1年もすればHDDの容量はいっぱいになってしまいます。
また、その中に2時間の映画が含まれると容量がいっぱいになるまでにかかる時間はさらに少なくなり、さらに、最近のレコーダーにはタイトル録画という機能があり、機能によってはタイトルだけでなく出演者を指定することでも自動録画が可能になるのでこの機能まで使うと下手すると録画した先から削除しなければならないという事態に陥ります。


まあこの為にBDディスクがあるんですけどね。
でも、BDディスクに書き出すまではHDDに残っているのでHDDの容量が少なければやはり録画した先からBDディスクへ書き出していく羽目になります。


これらのことから、容量は最低500GBと考えています。


尚、家電への直接の転換が難しいそうなので余談になりますが、2009年3月末の時点でとあるPCショップにて1.5TBのHDDが1万円前後で販売されています。

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