これまで使っていたタイヤは…更新履歴を見ると2003年2月に装着していました。と言う事は3年弱持たせていたということになります。
で、さすがに2年を過ぎたころから特に外気温が低いときと雨の日にグリップの低下を感じるようになってきたのですが、溝はまだあったのでここまで引っ張ってきたということになります。
アライメントも取らずによくがんばってくれたものです。ご苦労様でした。
私の車は2005年12月で5年目の車検を迎えたのですが、車検の前に少し手直しをしているときにタイヤをはずして見ると内側は完全に溝がありませんでした。
そりゃ滑る訳ですよ。このままあともうちょっと…と思って走ってたら危なかったかも?ワイヤーは出てませんでしたが、出る一歩手前ぐらい。
実際車検が終わって帰ってくるときに寒くて雨が振ってて、交差点で右折待ちをしててそんなにアクセルを踏んだつもりは無いのですが、予想以上にリアが滑っていってリバース(一般におつりをもらう)してしまいました。ダサっ!
と言うことでタイヤ交換の必要性に迫られたのですが、候補はほかにいくつもありました。
まず、サイズは
Front 225/40R18
Rear 255/35R18
というのが前提になりました。
またせっかくAdvox Sportsを装着しているわけなので“一度ぐらいはハイグリップタイヤを!”ということで候補に挙がったのは
BRIDGESTONE RE-01R
YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD07
DUNLOP DIREZZA SPORTS Z1
FALKEN AZENIS RT615
でした。
Advox sports装着時のテストをみたら265/40はノーマルフェンダーでは絶対無理!しかも候補に挙げた銘柄は他の銘柄に比較してワンサイズ広く設計されているので255/40でもフェンダーにヒットする可能性が十分あります。まあそのときはフェンダーをちょっと削れば良いかな〜なんて思ってます。
そのほかに
GOOD YEAR
MICHELIN
PIRELLI
は今回は候補に挙がりませんでした。理由は…まあいろいろあります。
RT615はちょっと反則のような気がしますが、サイズが無いため断念。
BRIDGESTONEは土屋圭市さんが作り上げたタイヤで性能は申し分ないのですが、やはり最高峰ということで値段の点で断念。
DUNLOPは今まで装着していたメーカーなのですが…このページを書くまでサイズが出ているの知らなかった〜(i_i)ということで断念してました。開発ドライバーははっちゃんこと服部尚貴選手です。
で、残ったYOKOHAMAですがNEOVAといえば走屋御用達のタイヤ。土屋さんがドリドリやってたころに作っていたタイヤです。AD07の開発ドライバーはオリダーこと織戸学選手です。
弟もAD07とRE-01Rを履き比べたら殆ど変わらないと言ってたし…
ということで今度のタイヤはAD07になりました。
候補に挙がったタイヤは(RT615を除く)Hot Version Vol.75のタイヤバトル SUPER DRY!を見てもそんなに大きな違いは無いみたいですね。
AD07は若干たれやすいみたいですが…あと初期のレスポンスは若干劣るようですが…
まあ私には分からないでしょう。
気になる製造週&重量ですが、
Front 4305=2005年の43週に製造 10.6kg
Rear 3905=2005年の39週に製造 11.8kg
でした。
交換は車検に行ったついでと言う事でNetzさんにお願いしました。でもお願いしたNetzさんはBRIDGESTONEに依頼して組み換えしてもらったみたいです。多分チェンジャーなどをつんでいるBRIDGESTONEの車がNetzさんに来たのでしょう。
気になる工賃は1台分で¥6,000でした。
今度交換するときも持込かな?
何はともあれファーストインプレッション〜
とりあえず交換をお願いしたディーラーから家までしか走ってませんが、おっ乗り心地がよくなった!
って当たり前です、あそこまで使い込んだタイヤから新品になったらどんなタイヤでもそう感じるはずです。
ロードノイズも少なくなった気が!
新品タイヤはそんなもんです。
見た目はよさそう…
暗くなってからなのでよく分かりません。
その前に予想通り、やはりこのクラスになると普通のサイズよりもサイドウォールが立っているためリアフェンダーとばっちり干渉していました。
少し見難いかもしれませんが、フェンダーに黒い筋がついているところがタイヤと干渉した部分です。
このままでは普通に走ることができません。ってことでこのクラスのタイヤを履いている人がやっているフェンダー削りをしなければなりません。
まあツメ折をしている人のほうが多いと思いますが…
ちなみにこのくらいまでストロークすると干渉します。
結構低く見えますが、3名乗車+荷物で街乗りしているだけでここまで下がってるということですね。
ちなみにサスペンションはご存知のAdvox sportsです。
あ、どうやってここまでストロークさせているかということですが、トランクに米の袋(30kg)を4個、灯油のポリタンク1個、工具のいっぱい入った工具箱1個を乗せて対角線上のタイヤをジャッキアップするとこのようになってくれます。
何故米の袋があるのか!?すんでるところが田舎ので…
まあ入手先は父親の仕事先の人が副業としてお米を作ってるのでその方から譲っていただいたものです。
ホイールを正面から見るとこの程度のストローク量です。
フェンダーを削るときの注意事項としては、危なくないようにジャッキアップすることと、削るとしてもフェンダーに打っているスポット手前までということです。
いきなり削ってストロークさせていますがスポット手前まで削った状態です。これで多分干渉していないはず…
なおフェンダーに黒い点がありますが、これはスポットの端に目安としてつけました。
削った量ですがおよそ3mm程度だと思います。何度も試しながら削って行ってもよかったのですが、キャンバーを立てたときのことを考えてスポット手前までとしました。
ストロークして測った値はフェンダーからタイヤまで2mm程度とぎりぎり逃げるようにになりました。
但しアライメント(もっと言うとキャンバー)の値で接触するようになるかもしれませんね。そうなるとツメを叩いて少し折るか板金屋さんでツメ折をしなければなりませんね。
当たり前ですが左右同じように作業しなければなりません。
あっとフェンダーを削った後は錆防止のためにタッチアップは必須ですね。
今回作業に使ったサンダーで、削るのにはペーパーホイル(細目)を使いました。
普通の砥石では削りすぎる恐れがあるのと綺麗に削れないと思います。
角がなくなってたFM901から一新して角が立っているAD07になりやや腰高感も少なくなったような気がします。
ルックスもアリといえばアリかな?
本音は…もうちょっと下げたいです。
ということでフェンダーとの干渉もなくなったので改めてファーストインプレッションです。
あ、まだアライメントは調節してませんし、タイヤの空気圧も組んだときのままで、装着から約100km走行した状態です。
ピッチングはやはりそれなりに出ていますが、路面がそれほど悪くない状態だと心なしかスムーズに走行しているような気がします。綺麗に転がっているような騒音が少ない感じです。
で、コーナー(と言っても普通よりもちょっと速度を上げた状態)だと信じられないくらい気持ち良いです。初期のレスポンスもそれほど悪くなくハンドルを切った状態の安心感がまったく違います。
Advox sportsを装着して試乗したときのような(実際はもっとですが)感動があります。
思えばその後フィーリングが悪くなってきたのはタイヤが劣化の一途をたどっていたからなんですね。
またフロントの入りが恐ろしく良いです。にもかかわらずリアもしっかり踏ん張ってくれているようでその速度域では不安感はまったくありません。
気持ちよすぎてすぐ前の車(一般車)に追いつくのでストレスがたまるかも?
今までのFM901(AD07装着直前の状態)だと交差点で右折する等の小さいところだとすぐにリアがスライドしていたのですが、グリップが上がった為そのようなところでは少し曲がりにくくなりました。まあそれほど気にすることはありませんが…
街乗りだけではこの気持ちよさは得られにくいです。やはり本領を発揮するのは峠以上の場所と言うことですね。
まあ私は腕がそれほど無いので街乗りが殆どになってしまいますが…
もったいないとか言わないように!(^▽^笑)
まだアライメントを取っていないので、初期の応答がやや不安定な時もありますが、安定してからのグリップは最高です。いくらでもアクセルを踏んでいけそうな感じです。Advox sportsとのマッチングも最高です。これでアライメントを取ったらどれだけ気持ちよくなるのか考えただけで怖いです(^▽^笑)