アーシング

アーシングが何時頃から流行りだしたのかは詳しくは知りませんが、私が車を購入した2000年頃にはすでに持て囃されていました。
結局何をするのかというとバッテリーのマイナスから効果がありそうな箇所に向けて線を接続するだけです。まあその際注意事項はいくつかありますが…
で、アーシングを行うことでどうなるのかと言うと

  • 低速トルクの向上
  • 燃費の向上
  • オーディオの音質向上
  • ヘッドライトの明るさ向上(HIDを除く)
  • エンジンの始動性向上

e.t.c.

が得られるようです。
但しすべての場合に当てはまるとは限らず、場合によっては不具合も発生するらしいです。
線の断裂は作業した人間のせいなのですが、バッテリーの寿命が短くなることもあるそうです。車に因るということですね。因みに私の場合アーシングを施工して5年が経過しますが新車の時についていたバッテリーはまだ使用していますw


また、何故こんな効果が得られるのかというと車は基本的にマイナスアースになっています。バッテリーのマイナス端子とボディを直接繋いでいる訳です。
車の車体をマイナスにすることでバッテリーから離れた場所で電気を使用する場合もプラスから1本配線するだけでいいことになりコストダウンにもつながりますし便利になります。
ですが、車のボディというのは基本的に鋼板(NSXなど特殊な車を除く)になっており鉄の電気抵抗は一般的に配線に使用されている銅よりも高くなってしまいます。因みに同じ鉄でも鋳鉄はさらに電気抵抗が大きくなります。最近の車はインマニに樹脂を使っているものもありますが、インマニは一般的に鋳鉄、シリンダーヘッドもシリンダーブロックも鋳鉄です。
そこで(銅に比べて)抵抗の大きい車体などに銅の配線を接続することで抵抗を下げることが出来、実効電圧を高くすることが出来ます。
抵抗の大きな素材を使用して電気を流すと、車を考えると電気の消費が大きい箇所はバッテリーのマイナスと比較して少しプラスの電圧が検出されるはずです。その電圧分が損失なのでそれをバッテリーと同じ0Vにすることで損失が少なくなります。


で、効果の有るアーシング方法というのはそんなに試していないので分かりませんが、効果がありそうなアーシング方法についてこれから紹介したいと思います。DIYを前提にしてまず必要となるのは

  • 圧着工具
  • 端子
  • 配線
  • (必要ならば)バッテリーターミナル

ですね。今はネット社会なのでアーシング素材は簡単に手に入れることが出来るようになっています。またホームセンターなどでもアーシングキットというものが売られていますよね。私がアーシングをしたころは…まあそんなことはどうでも良くてw


圧着工具ですが、確実な作業をするためには必要不可欠です。
右が圧着工具ですがホームセンターや電気部品屋で手に入れることが出来ます。値段ですが、使用する配線の太さに依ります。
8sq位ならば\4000程度になりますが、私が使用している22sqならば\10000弱だったと思います。
まあ22sqなんてサイズは今考えると必要なかったと思います。アーシングを施工してから5年が経過しているのでアーシングを新調しようと考えているのですが、次使うのならば絶対8sqのケーブルにします。


22sqの太さが意味が無いというのではありません。ただ、取り回しを考えると8sqの方が良いと私は思いました。
この車(JZX100 Chaser)の場合純正アースは太い線は助手席側のインテークマニホールド付近に接続されており(と思います)、細い線はバッテリーのマイナス端子付近に接続されています。いろいろ(コストとか作業性とか)を考えられての配線なのでしょうね。
私がアーシングをした場所は

となります。また使用した線がかなり太いためそのままではバッテリーに接続できないためL型鋼を買ってきてそれをバッテリーターミナルとしてアーシングの配線箇所にしています。
下の画像で見たい場所をクリックするとその場所へジャンプします。

ヘッドライト ヘッドライト イグナイター エアチューブNo.1 バルクヘッド エンジンフック エンジンフック オルタネーター スロットル プラグ付近 バッテリー付近

また、このHPの掲示板によく書込みして頂いていますYASさんから情報を頂いたので発表します。
それは、接点復活剤を使う事です。接点復活剤には端子表面に形成された酸化皮膜を取り除き通電性を良くする作用があるそうです。
私はこれをアーシングに使用するということはまったく頭に無くこの書込みを見たときには目から鱗が落ちる思いでした。
体感レベルの効果があるそうなので皆さんぜひお試しあれ。


また、長期間使用すると使用した線が劣化してきます。5年以上使用した線は一度新品に交換してみると良いかもしれませんね。


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