音あわせ用モノラルCDの作成方法 〜 WAVE モノラル化

DEHネットワーク配線簡略図ステレオでマルチにして音合わせをする場合専用のCDが必要になります。ご存知のようにCDにはステレオ音声が入っています。が、音合わせをする場合ステレオ音源では調節がしにくい…ということで左右とも同じ音が出てくるモノラルCDが必要になってきます。

一時はCCCD(コピーコントロールCD)だったのですが、あちこちから不満の声が上がり現在は規格にそったCDになっている…らしいです。
CDから音声を抜き出す作業はリッピングといわれるのですが、これはあちこちからフリーソフトが出ています。その際ソフトに寄りますが、MP3形式・WMA形式などで抜き出すことも出来ますが、もっとも容量のあるWAVE(WAV)形式で抜き出さなければなりません。


CD2WAV32でのリッピング

CD2WAV32
他にもリッピングできるソフトはありますが、ここではみゃん☆みゃん☆ふぁくとりぃ(もろぼし☆らむさん)のCD2WAV32を使用してリッピングを行うことにします。
このソフトはフリーにもかかわらずかなりすばらしい機能を持っています。


とりあえず手元にあったのが今は懐かしいt.A.T.u.のCDを入れていますが、なるだけ低音から高音まで入っているCDで、尚且つ低音のみの曲、高音のみの曲、ボーカル中心の曲などシンセサイザーやエレキギターをあまり使用していない音楽のほうがいいと思います。


まあ普段聴いてる曲でもかまいません。


リッピングプロパティ リッピングした曲のプロパティを見るとこのようになります。
t.A.T.u.のCDではなく見つけてきた別の曲なので容量が異なりますが、ちゃんとWAV形式で取り込まれています。


Sound Engine Freeを使ったモノラル化

SoundEngine Free CDからリッピングしたWAVファイルは当然のことながらステレオなのでこれをモノラルに変換する必要があります。
その作業を行うにはCycle of 5thさんのSoundEngine Freeを使うと非常に便利です。
あ、当然ですがフリーソフトです。


このソフト何がすごいって…私では説明し切れません。様々なエフェクトをかけることが出来たり、非常に短い単位で音を抜き出すことが出来たり…
モノラル化
で、今回行うのはモノラル化だけなので作業自体は簡単です。
ファイル→出力フォーマットの設定
で、チャンネルをモノラルにするだけです。
上の画像ではL、Rがあり波形が2個あるのに対して、右の画像では波形が1個だけになってモノラルになっていることが分かります。


モノラル化が出来たらファイルは別名で保存しておきましょう。
で、必要なだけこれを繰り返したら作業は完了です。
モノラル化したときに別名で保存した理由はCDの前半部分はモノラル化した曲を、後半部分は元(ステレオ)の曲を入れて作成するためです。
作ったファイルをCDにライティングするだけです。


でも、この作ったモノラルCDちょっと危険です。ステレオならばある程度ごまかしがきくのですが、モノラルCDではごまかしは一切効くことが無く装着しているオーディオ、スピーカーの位置等の性能がもろに出てきます。

ためしに弟の車Accord Euro-Rで聞いてみましたが、音が一番近いスピーカーからしか出てきませんでした。運転席では運転席ドアのスピーカーのみ、助手席では助手席ドアのスピーカーのみという感じです。
ステレオの同じ曲を聴くとどっちの席で聞いても割と音が広がったような感じになるのですが…


これを(モノラル化した曲で)ダッシュボードの中央辺りから出てくるようにスピーカーの位置を決めたり、セッティングで定位をあわせたりすると…ステレオで聴いたときにすばらしい音になるんですね〜

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