SEIへのブレーキパッドの問い合わせ結果
気になることをメーカーに聞いてみよう!ということでSEIへブレーキパッドについて色々聞いてみたのでその結果を報告します。
適正温度について
パッドの摩擦係数は一般的にはローター温度、速度,圧力などにより変わってきます。
その中でも温度の影響が一番大きいといえます。通常、温度が高くなれば摩擦係数は下がってきます。
特に一般用は温度が高い場合はフェードなどを起こしやすくなります。SEI HPのPERFORMANCEを参照してください。
ブレーキタッチについて
ブレーキの効きのフィーリング(ブレーキタッチ)は一般的には
- 効きの良し悪し(良い方がフィーリングが良い)
- ペダルストロークの長短(短い方がフィーリングが良い)
- ペダルストロークの剛性(踏み応えの硬い方が良い)、前効き/後ろ効き(人により好みあり)
等が影響しています。
A. 効きの良し悪しについては下記の式で表されます。

- F:ブレーキ力(効き)
- μ:パッドの摩擦係数
- k:定数
- P:ブレーキ圧力(ペダル踏力)
- S:ブレーキのシリンダ面積(シリンダ径の2乗)
- r:ブレーキ有効制動半径
- R:タイヤ有効制動半径
即ち効きを上げるには、
- A1:パッドの摩擦係数を上げる(μ)
- A2:マスタシリンダのシリンダ径を小さくする(p)(但しペダルストロークが長くなる)
- A3:ブレーキのシリンダ径を大きくする(s)(但しペダルストロークが長くなる)
- A4:ローター径を大きくする(r)
- A5:タイヤを扁平率の大きなものにする(同一サイズで)
などがあります。
B. ペダルストロークの長短についてはブレーキシステムを構成している部品(マスターシリンダ、真空倍力装置、ホース、パイプ、ブレーキキャリパ、パッドなど)の剛性、ペダル比、各部品の遊びなどが影響します。
即ちペダルストロークを短くするには
- B1:マスタシリンダのサイズアップ(但し効きは悪くなります)
- B2:倍力装置のサイズアップ(但し効きは悪くなります)
- B3:ホースを剛性の高いメッシュにする(SEI HPのFAQ技術編「メッシュ・・・」を参照ください)
- B4:キャリパを剛性の高いものにする(SEI製造の対向型ブレーキ等へ)
- B5:ペダルの遊び,キャリパの遊びなどを小さくする
などがあります。
C. ペダルストロークの剛性についてはパッドの性能が一番影響しています。
温度の影響を受けにくいパッドが良いですね。
以上を纏めると、ブレーキタッチを良くするには
- 簡単にやれて効果が実感できるのが「A1、Cのパッドの摩擦係数の大きいものへの交換」ですね。
- タッチを良くすると同時にサーキットなどの厳しい走行にも対応するには、時間とお金はかかりますが「パッドの交換」と更に「A4のローター径を大きく、B4のキャリパ交換、B3のホース交換」などがよいでしょう。
- 上記のそれ以外の項目は専門家でないと触れませんので(各項目にトレードオフの関係がある、部品が入手しにくい、工事が難しいなど)あくまでも参考としてください。
もっと詳しく!とご要望の方は当方からリンクをさせていただいているSEIのHPをご覧ください。

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