使用している球はウエッジタイプT20 21W 36600mcd 460lmです。私の車はリアガラスに5%のスモークを貼っているのでバックランプは出来るだけ明るい方がいい!ということで直径の設計上限値は22mmでした。とりあえずこれにLEDを詰め込めるだけ詰め込みたいと思います。
使用する球はφ5です。そのまえにLED先端は透明の樹脂になっていますが、これは比較的簡単に削れるようです。まあ先端を削るのは照射角度を変えるためなのでこちらはあとで考えるとしてここでは底の部分について考えてみます。底の部分は安定性を増すためかどうかわかりませんがすこし他の部分に比べて直径が大きくなっています。ぎりぎりの設計をする場合この直径の増えている部分が邪魔になることもあります。
ここでは樹脂の部分を全く加工しない場合を“無加工”、樹脂の底の部分を少し削り取る場合を“小加工”、樹脂の底の部分を殆ど削り取り円筒形にまで加工する場合(但しLEDの直径は変化させない)を“大加工”と呼ぶことにします。
まず、LEDを無加工の場合φ5のLEDを11個使用することが出来、LEDを大加工する場合は14個まで使用することが出来ます。ただ原価の方もそれなりの金額に・・・
もとにもどして白熱球の直径に収まるぐらいにLEDを配置すると8個まで使用できます。光度も73600mcdと中心部の明るさは白熱球の2倍ほどになります。エンジンが止まっているときにバックギアに入れて後ろを見ることは無いので電圧降下はそれほど考慮する必要もなさそうです。
しかしながら20度では光の届く範囲が狭いと言う場合は50度や70度の物を使用するかLEDの角度を調節する必要があります。でも、そうすることで光は広がりますがその分暗くなります。20度のままで行くのでしたらやはり角度の微調節若しくはLED先端の加工や光拡散フィルムが必要になってきます。
mcd | φ5 Rランク | φ5 Sランク | φ5 Rランク | φ5 Sランク | φ5 Rランク | φ5 Sランク |
照射角度 20度 | 照射角度 50度 | 照射角度 70度 | ||||
無加工 | 8個 | |||||
51,200 | 73,600 | 14,400 | 20,000 | 3,840 | 5,520 | |
小加工 | 11個 | |||||
70,400 | 101,200 | 19,800 | 27,500 | 5,280 | 7,590 | |
大加工 | 14個 | |||||
89,600 | 128,800 | 25,200 | 35,000 | 6,720 | 9,660 |
LEDを使用したときの光度は20度のものでなければ白熱球の光度を下回ります。これならば角度を調節するしかなさそうですね。
でも、このタイプの場合車体に取り付ける側はどうしよう?基盤を切って作ってもいいのですが、あまりかっこよくないな〜やっぱりここでも悩みます。
ちなみに上の表はあくまで図面上の最大値ということなので実際に作れるかどうかは試してみないとわかりません。