蛍光灯とLEDの比較

消費電力が少ないため、照明は白熱球(電球)から蛍光灯へシフトしていき、その後更に消費電力の少ない蛍光灯からLEDへシフトしています。ここでは蛍光灯とLEDへの明るさや消費電力の比較をしたいと思います。


まず、具体的な例として私の部屋に付いている照明を取り上げたいと思います。
私の部屋は12畳で長方形なので照明が2個ついています。
1個あたり20W形の蛍光灯が4灯ついていて、通常部屋の奥側にいつもいるので、2個とも照明をつけることはせず、奥側の照明のみをつけて使っている状態です。


LEDとの比較ということですが、既存の照明(20W形蛍光灯4灯)がどのくらいの明るさ・消費電力ということですが、

型番 HA8265HT
消費電力 86W 60Hz
ランプ 72W (FL20SS/18)
カバー アクリル
点灯方式 グロースターター形
全光束 5,800〜6,200=1,450〜1,550[lm/本]×4[本]

となっております。


さて、これをLEDのシーリングライトへ交換する場合どのくらいの明るさがあればいいのでしょうか?
照明としてLEDが市場に出回り始めた頃日本照明工業会よりLEDシーリングライトの適用畳数の表示基準が決められました。
その基準を下記に掲載します。

適用畳数ランク 標準器具光束[lm] 定格光束の範囲[lm]
〜4.5畳 2,700 2,200〜3,200
〜6畳 3,200 2,700〜3,700
〜8畳 3,800 3,300〜4,300
〜10畳 4,400 3,900〜4,900
〜12畳 5,000 4,500〜5,500
〜14畳 5,600 5,100〜6,100

私の部屋は12畳に2個の照明器具が取り付けられているので、1個辺り6畳と考えると2,700〜3,700lmということになります。
おや?蛍光灯と比べるとLEDの光速のほうが随分と少ないですね。
これは蛍光灯の長手方向の断面を見ると360度照射しているのに対して、LEDはある角度のみ照射しているため、特に天井に直付するLEDシーリングライトの場合不要な上(天井)への照射は必要ないため、LEDの全光束は蛍光灯の半分程度で良いのでしょう。


明るさの単位としては照度[lx]もあるんじゃ・・・と言われそうですが、通常光束が大きくなれば照度も大きくなります。基準を作った日本照明工業会は当然考慮しているんでしょう。
因みにGMT株式会社の商品では下記のようになっているそうです。

型番 色温度[K] 全光束[lm] 直下照度[lx] @1m
T0600-020W-32 3,200 600 190
T0600-020W-52 5,200 680 200
T0600-020W-60 6,000 800 250

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