レベライザースイッチ

保安基準によりHID装着車(だけではありませんが)のロービーム(すれ違い用前照灯)は室内に高さ調節スイッチを取り付けることが出来るようになっています。要はこれまでよりも非常に明るいHIDなので荷物を載せたりした場合に対向車の視界を妨げないために取り付けてあるものです。ただし、私が確認したところCIVIC TYPE-R(EP3)とFarlady Z(Z33)には高さ調節スイッチは設けられていませんでした。足回りの固さやトランクにそれほど荷物を載せないため角度がそれほど変わらないと言うことでしょうか?


とうぜん私のJZX100 Chaser Tourer Vにはロービームの高さ調節スイッチ(ダイヤル)が取り付けられていますが、ここの照明もLED化できそうなのでやってみました。
本音を言うとあちこちの白熱球がどのようになっているか調べている最中にすこし無理をして電気が点かなくなったからだったりします。


レベライザースイッチを分解すると右のようになっています。この構造は大まかに調節ダイヤル・基板が乗っている部分(左側)とそのカバー(右側)と正面のカバー(写っていませんm(._.)mゴメン)となっています。
で、左側の部分にある青色の部品がサブミニチュアランプ&プラスティックベースと呼ばれている白熱球にプラスティックのベースがついたランプになります。
まず、この場所に使用されている白熱球はTSS7007 0.84[W] 200[mcd] 2.5[lm]になり(と思われる)電球にシリコン製(多分)のカバーがかぶせられています。


恥ずかしい話しながら私はいままでLEDには整流用ダイオードが絶対に必要なのかと思っていました。と言うのは、最初に分解したLEDポジションランプが整流用ダイオードを使用していたのと、LEDの仕様書を見ると直流逆電圧が4[V]となっていたので…


ところがBOSCHのLEDポジションランプを分解してみると整流用ダイオードは使用されておらず抵抗が1個使用されているだけでした。反対に接続したときにLEDが破損するのが怖かったので念のため乾電池を直列接続して12[V]とし逆接続した結果電流は殆ど流れていませんでした。多分短時間だったら定格を超えた電圧を流しても大丈夫…なのかな?詳しい方ご教授願います!発光ダイオードというぐらいなので逆接続しても光らないし電流が流れないと理解してもいいのかな?


まあ整流用ダイオードが必要無さそうなので今回は使用せず電流制御を行う定電流ダイオードとLEDだけで作ってみました。一応光の散乱を考えてフラットタイプを2個使用しました。2個と言うのは設計上ぎりぎりのサイズであることと、製作に失敗したLEDがフラットタイプを2個接続したものであったからです。実際にはちょっと加工しましたが。
フラットタイプ1個若しくはφ3LEDの先端を削ったもので明るさと光の拡散性がどうなるのか興味がありますがこっちの方はまたそのうちと言うことで…
また、定電流用ダイオードは手元にあったのが10[mA]流れるタイプだったのでサイズの都合上1個のみしようとしています。15[mA]流れるタイプだったらどうなるのかも興味がありますがこれもそのうちと言うことで…


これまでと同じように光度を確保するように設計すると、光の拡散性を目的にフラットタイプを使用するとNSPWF-50BSのSランク1個を電流20[mA]流せば明るさは少し明るいぐらいになると考えられます。があくまで今回は試作と言う事で失敗しかけたものを使用しております。


今回試作したものに使用した部品は
・サブミニチュアランプ&プラスティックベースのプラスティックベースのみ
・NSPWF-50BS ×2
・E-103 ×1
となります。


で、作ったものを取り付けてみると…おっ結構明るいじゃないですか!ここは大きなポイントです。純正よりも暗くては話になりませんからね。
また、光の斑もそれほどありません。画像でみると斑があるように見えていますが、実際に見るとこれほどの斑はありません。


新鮮な感じだし、結構明るいし、斑は無いしいい感じに仕上がってくれました。


φ3LEDの先端を加工したもの、E-103を2個並列仕様、コストダウンと電流の決めやすさ(安定性には欠ける)でカーボン抵抗のそれぞれでどのようになるのか非常に興味があります。今後の課題ですね。


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