アライメント調節方法

普通はお店にお願いするのですが、調節は高い!と言う方やよっぽど良いお店でなければ基本的には新車基準値にあわせるので自分好みのアライメントにならないという方々は何とか自分で調節すると思います。
オークション等を見ても自分で出来るアライメント計測&調整などと言うものが売られていますね。
ってことで私の車も自分で調節してみたいと思いこのページを作ろうと思いました。


まず、私の車JZX100の場合アライメントの調節できる範囲は
フロント
・トー
・キャンバー
リア
・トー
・キャンバー
となります。


JZA70、JZZ30などの車はフロントにキャスターの調節が設けられているのですがコストダウンか何かでJZX100(90も)はキャスター調節は設けられていません。厳密に言うとキャスターは調節できないのではありませんが…


調節の前にもっとも肝心な計測ですね。
まず個人でやる場合糸を使った計測が一般的かな?
この場合肝心なのは大理石の定盤は無理だとしても可能な限り水平面に近い場所を探すことが重要となります。車を設置する場所が傾いていたらアライメントは正確にあわすことが出来ませんから。


で、計測場所が確保できたら使ってないホイールをタイヤの下に敷くとか…要は車を持ち上げた状態にしたほうが計測がしやすいのですが、(ジャッキアップ後の値でいいのかどうかという問題がある気がしますが)用意できない場合手間がかかりますが計測→ジャッキアップ調整→タイヤを転がしてなじませて再計測と言うことを繰り返すことになります。
手間はお金を時間で買っているので仕方ありませんね。


計測方法は購入した商品に書いてあると思いますのでそれを参考にしてください。自分で作る場合は…あちこち調べてくださいね。


その商品に記載しているかどうか分かりませんが計測するのにもっとも肝心な中心を決めなければなりません。車体前後方向のサスペンション中心を出すことがもっとも肝心です。0位置がずれていたらその後の値が全てずれてきますからね。
この中心が決まればそれを基にして計測をするだけです。


あっ、トーでトータル(左右合計)トーだけしか測らないと言うのはあまりよろしくありません。中心が決まっているのであれば個別トーを測ることは出来ますね。
トータルトーではよくない理由としては…例えばトータルトーが2mmだったとします。個別トーが左右で1mmずつならば良いのですが個別トーの運転席側が1.5mm、助手席側が0.5mmだったとしたらフロントタイヤは若干左側を向いていることになり直進しない(スラスト角が発生する)ことになります。


で、トー・キャンバーをいきなり計測しても良いのですが、セットバック・オフセットもついでに計測しておくほうが良いでしょう。フレーム、サスペンションの状態を知るひとつの目安になりますから。


まず、あわせるのはリアからになります。と言うのもリアのアライメントがまず重要になってくるからです。
アライメント調節の際もっとも大変なのが1つ(例えばキャンバー)を変えるとその他(トー等)が変わってくることです。キャスターはそのままでキャンバーだけを変えるということは出来ないということです。パソコンを使ったアライメントテスターを一度調節したことがあれば分かりやすいのでしょうが…
2個のカムを感で動かして調節していっても良いのですが、修理書には便利な表が掲載されています。基準値からどれだけずれているかによって、それぞれのカムをどれだけ動かせばよいのかが分かります。まあ、あわせる目安になると言うことですね。


リアの次はフロントになります。
フロントの場合はキャンバー(キャスター)をあわせてから最後にトーを調節すると言う手順になります。上でも説明しましたが、ひとつを変えれば他が変わるからです。
フロントで最後にトーを調節する理由はトーの値を変えたことが他の値に影響を及ぼすことが少ないからです。
この車の場合キャンバー、キャスターはひとつの調節箇所で両方が変わってくるようになります。どちらを優先させるかは…Advoxの説明書にはキャスターのほうを優先と書いていますね。

キャスターですが、これはハンドルを切らなければならないので結構大変になります。その話はそのうち…


って事を繰り返して自分の納得する値になり、好みのハンドリングになれば終了です。
と書きましたが、かなり大変かも?


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