エンジンフラッシング

エンジンフラッシングとはエンジン内部のオイル通路やオイルの接する場所に溜まっている汚れ(スラッジと言う)を洗浄することにより、エンジン本来の性能に戻す・近づけるという一つのメンテナンスです。
オイル通路の汚れを取り除く方法としてBPなどから出ているフラッシングオイルを入れたり、使用していたエンジンオイルに洗浄剤を加え規定時間エンジンをアイドリング状態で運転する方法がありますがここで紹介するのは専用の器械と洗浄液を使用して圧力を加えてオイル通路などを洗浄する方法です。

その効果は
・エンジンノイズの低下
・エンジン振動の低下
・燃費の向上
・エンジンフィーリングの向上
・トルク(パワー)の向上
等ヶがあります。

この器械はBILSTEINのエンジンフラッシングマシーンが有名ですが現在BILSTEINはフラッシングマシーンの事業から撤退し、ビーニーズジャパンが装置の販売&メンテナンスを引き継いで行っているそうです。
この器械をもう少し詳しく説明すると、まず内部にはガソリンエンジン用とディーゼルエンジン用の2つの洗浄液が入れられています。この洗浄液は器械の電源を入れると洗浄液が規定温度になるまで自動で暖気されます。洗浄液の温度を上げることでエンジン内部の洗浄効果を向上させることが出来るのだと思います。
器械には赤・黒の2本の高圧ホースがあり、赤いホースはオイルフィルターの付いている場所にアダプターを接続することでエンジン内部に洗浄液を圧送し、黒いホースはドレンボルトからエンジン内部を回った洗浄液を回収します。
要はエンジンへ洗浄液をパルス状に圧送し黒いホースで洗浄液を回収することでオイル通路に溜まったスラッジを取り除くということです。また洗浄工程中には滞留モードがありオイルパンに溜まったスラッジも洗浄液で取り除くことが出来ます。
エンジン内部を通過した洗浄液はエンジン内部を何度か循環するのですが超微細孔フィルターを通すことで細かいスラッジも殆ど取り除くことが出来ます。

天下のBLISTEINが作った器械なので効果は抜群と言うことですが、これを改良した製品が出ているようです。基本的な構造は一緒ですがフィルターの性能がBILSTEINの製品よりも優れたもの(確かADVANTAGE製)を使用したものがあります。まあどちらもそれほど大差は無いようですが後者の方が若干優れていると言うことでしょう。
効果は距離を走った車ほど明確に現れます。エンジン本来の性能に戻す・近づけると言うことなので状態のあまり良くないエンジンほど体感できるようです。逆にいうと新車では殆ど効果が体感できないと言うことに…

器械の外観図、配管接続状態等は…身近に器械があるので自分の車で使うときに写真を撮ろうと思っているのですが今のところ試してみる時間が無いW(:_;)w
これらについては作業が出来次第Upしていこうと思います。

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