soft99 インジェクション&キャブクリーナー

インジェットクリーナーは専用の器械が必要ですがこちらは必要ありません。しかも自分でメンテナンスをすることが出来ます。
私は基本的にこの系統大好きです。前の車で作業をして非常に効果が高かったからです。ってしばらくの間作業してませんでしたが…
対象は言わずと知れたJZX100 Chaserの1JZ-GTEです。

今回使用したのはsoft99 G'ZOXブランドのPro spec インジェクション&キャブクリーナーです。
吸気〜燃料噴射部分を洗浄し最適な燃料噴射を目的にしたものです。効果としては
・Starting Performance(始動性向上)
・Engine Responce(エンジンレスポンスの向上)
・Idling Stability(アイドリングの安定)
・Exhaust Cleaning(排気系清掃)
と言うことと、
インジェクターノズル表面及びキャブレター内に付着堆積したカーボン、スラッジ、ガム質の汚れをすみやかに落とし、エンジンの調子を回復させます。8000〜10000km走行毎に使用すると効果的です。2ストローク車にも使用できます。
と言うことが記載されています。

要するに吸気系の清掃が出来ると言うものです。


この会社からはHPを見ると同じような商品が出ています。
・キャブジェット
・Pro spec エンジンコンディショナー
ぱっと見た目どれも同じような効果を発揮してくれそうなのですが、どれを選べばよいのでしょう?
HPを見ると成分の違い&用途が書かれています。

インジェクション&キャブクリーナー:吸気系の汚れ(様々な汚れの成分)を落とすことを目的にしたもの(水溶性)
エンジンコンディショナー:燃焼室の汚れを落とすことを目的にしたもの(有機溶剤[芳香族成分]を多く含む)

G'ZOXのHPを見ると紹介ムービーがあるので見てみては?でもその方法はDジェトロだけに通用するものでLジェトロだとエンジンがストールしてしまうんですよね。


で私がこれを選んだ理由は買いに行ったらこれしかなかったから。(笑)
使い方としては他のエンジン内部を洗浄するものと同じくスロットル手前から噴射して放置するだけです。

臭いはスプレーをしているときから発生します。アンモニア臭だと思うのですが鼻を突くにおいがします。
アンモニアって水溶性だったっけ?もう忘れてしまいました。まあ臭いをかぐと効果がありそうな気がします。

右の矢印で示した吸気パイプを取り外しアクセルが全開になるようにして奥向きに噴射するだけです。本当はエンジンをかけたまま2000rpmぐらいで30秒間噴射するように書いてあるのですが、このエンジンの場合噴射方向が逆にしかならないのでこの方法しかありません。そもそもこのエンジンだとパイプを外したままエンジンをかけておけません。
ここから噴射するとスロットルボディから液が逆流してくるので、逆流する前に外した吸気パイプをすばやく元に戻すか出てきた液を綺麗にふき取っておきましょう。ボディに付着したら塗装が剥がれてしまいます。
ある程度噴射したらパイプを元に戻して少しクランキングしてあげます。こうすることでインマニ内部の成分が攪拌されてインジェクターなどに満遍なく付いてくれます。で、しばらくの間5〜6分放置。放置している間にカーボンなどを分解してくれます。

そういえばノズルを長くしてあげると解決する問題ですよね。スロットルの奥側までノズルが届かないから手前に出てくるだけなのでノズルを長くしてスロットルの奥側まで届くようにしてあげればいいんですね。但しその場合はノズルが絶対に抜けないような対策をしなければなりません。

どうしてもエンジンをかけながら噴射方向を適正にしたいというのであればエアクリーナーの車体前方にあるインタークーラーへのパイプ接続部分下側をはずしてクリーナーに付いてくるホースを差し込むとエンジンをかけたまま噴射することが出来ます。

今回どちらの方法も試してみました。後者のほうはインタークーラーに成分が溜まる事を嫌って10秒ぐらい噴射しました。

説明書に書かれているエンジンの回転数を2000rpmぐらいにする理由はクリーナーを噴くとエンジンが止まってしまうからです。
どのような成分を使用しているのかは分かりませんが要はアイドリングを続けにくい成分が入っているのでしょう。

また最初はエンジンがかかりにくくなっています。その様子はこちら
このためある程度アクセルを開けながらセルを回さなければエンジンはかかりません。またかかったとしてもしばらくの間アクセルをあおって上げなければストールしてしまいます。

後この作業を行うとすごくくさい臭いが辺りに漂います。換気のいいところで行ってくださいね。

で、しばらくレーシングをしながらエンジンをかけておいたのですがエンジンにすべての成分が入っていませんでした。
スロットルからパイプを伝って下に落ちていった分があったためか、インマニ内部に成分が残っていたためか走行すると少しくさい臭いがしていましたが、しばらく走行するとそれも無くなります。
あまりレーシングばかりしていると近所の人からクレームが出そうなので10分ほどレーシングをしておいて、その後は負荷をかけないよう低いギアで徐々に引っ張るほうが良いかもしれませんね。

インプレッションですが作業直後からエンジンの音が静かになったような気がします。スムーズに回転する感じ、低速トルクが回復した感じがします。やっぱりこの手のものは良いですね。

その後しばらく走ってみましたがすごい効果が出てきました。って新車のころはこうだったのかも?
今までは2000rpm以下はほとんど使う気にならないほど“かったるかった”のですが、街中を走行するぐらいだとその辺りの回転数を使用しても全然不満は感じません。普通に走る分には2000rpm前後でシフトアップしていっても大丈夫なぐらいです。今まで街中だと5速には入れることが無かったのですが、5速に入れても普通に走れます。でも5速1300rpm位だとちょっとエンジンはつらそう。
因みに燃費も良くなっています。満タン計測ではなくメーター読みなのですが明らかに今までとは減り方が違います。低回転が使えるようになって早めのシフトアップが功を奏しているのでしょうね。
ふむ。効果は十分に現れてそう…

少し気になったのですが他の方のHPを見ると白い煙が大量にマフラーから排出されるようなのですが、私の場合はそれほどでもありませんでした。やり方が悪かったのか(成分がインマニの奥まで入らなかった?)、成分の違いなのかは分かりません。
とりあえずもう一度ノズルを延長して奥のほうまで届くようにして作業してみます。
まあ効果はしっかり出ているようですけどね。
その後燃費を計測するとそれまでは7.2km/l位だったのが8.0km/lまであがりました!

次は燃焼室のカーボン除去を目的にエンジンコンディショナーですね。


因みにこれ以外の使い方もあります。soft99によると

・インジェクション&キャブクリーナー
インジェクターやキャブレターを分解して大量にスプレーし長時間放置して液剤を浸透させることによる洗浄が可能です。
成分によってはゴム質に悪影響を与える場合があるのですが、soft99の場合は大丈夫なの…かな?

・エンジンコンディショナー
シリンダーごとにプラグを取り外しプラグホールから数秒間噴射してしばらくの間放置します。これによりピストン等燃焼室に付着しているカーボンなどに液剤を浸透させ洗浄することが出来ます。作業後はプラグホール周辺をウエスで覆いクランキングさせシリンダー内の液剤をしっかり排出します。

ですって。

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