JZX100 エバポレーター洗浄 & エアコンフィルター装着

前回やったのは更新履歴を見てみると…なんと2003年8月10日!あれから1年半がたっているのでこれはそろそろと思いもう一回洗浄することにしました。で以前のページは見難かったので写真取り直し&構図大変更してお届けします。(^▽^笑)


エアコンフィルター交換商品が出てきたのは何時頃からでしょう?以前このページを作った2003年にはすでにあったのですが・・・
因みにJZX100系(MARKU、Chaser、Cresta)の寒冷地仕様にはエアコンフィルターが装着されています。窓を開けて走ることが少ない(のでしょうか?)事から(多分)エバポレーターにごみが付着しやすいと言うことでしょう。
純正でエアコンフィルターが装着されだしたのはおそらくJZX110系MARKU位からではないでしょうか?排気ガス・花粉e.t.c.から室内の環境を守るため標準装着になったんでしょうね。


とりあえず分解方法ですが、その前にしばらくの間ドアを開けっ放しで作業するのでバッテリーの消費がやや心配になります。ルームライトを消しておけば良いのでしょうが私のようにカーテシランプ(ドアについているランプ)をLEDに交換しておけば別ですが白熱球のままだと5W×2(左右)+1.5W(?メーター内表示)がつきっぱなしになってしまいます。
この無駄な電気の消費を気にされる方がいらっしゃるかもしれないので、ご存知の方も多いとは思いますがドアピンを固定しているボルトを外してしまえばこの電気の消費はなくなります。
右の画像がボルトを外したものです。


これで車両側はドアが閉まっていると検知してドアを開けっ放しにしてもこれらの電気が付くことはありません。但しボルトを外したドアだけに適用されることは言うまでもありませんね。なおボルトを外したことによる車両側への負担はこの車の場合一切ありません。不具合があるとしたらセキュリティを付けている場合パッシブアームの設定をしている場合ですね。まあセキュリティを付けている車で電装系をいじるときはバレーモードにしてセキュリティのヒューズを抜いておくのが基本ですけどね。


知っておくと便利なことです。他にも室内の掃除をしたりオーディオを交換したりナビを取り付けたりとドアを長時間開けっ放しにしておくときにはこのボルトを外しておけばバッテリー上がりの心配はなくなります。


但し作業終了後はボルトを元に戻すのを忘れないこと!


何はともあれグローブボックスとその下のカバー(整備書によるとインストルメントパネルアンダーカバーNo.2と言うらしいです)を外さないことには作業が進みません。

グローブボックス下のカバーは4本のプラスティックリベットで止まっているだけなのでマイナスドライバーを使うと右のように簡単にはずすことが出来ます。

でグローブボックスを止めている4本のボルトを外すと今回の目玉であるエバポレーターのカバーが見えてきます。手前に見える黄色いカプラー&コルゲートはエアバックの配線なのでこのカプラーは絶対に抜かないでください。エアバックランプが付く位ならば言いのですが最悪の場合助手席側のエアバックが動作してしまう可能性があります。
この黄色いカプラーはグローブボックスの上に固定されているだけなのでグローブボックスからは簡単に黄色いカプラーとコルゲートごと外すことが出来ます。
グローブボックスを外すと右の画像のように黄色いカプラーは接続されたままぶら下がってくれます。


あと車の配線(若しくはコルゲート)で黄色は基本的にエアバックの配線です。この線は絶対に触らないようにしましょう。でもBMWやACCORD EuroRなどヨーロッパで売られている車はエアバックでもないのに黄色い配線&カプラーを使っているのを良く見ます。この場合の見分け方ですが…その車の整備書を見るかくわしい人に聞いてください。


でエバポレーターのカバーを外す前に右下にある三角の部品を外さなければなりません。

これを外して裏側から見ると右のようになっています。これはボルト1本とツメ1箇所で止まっているだけですがボルトはちょっと外し難い箇所にあります。短いプラスドライバーを使うと外しやすいかも?

でいよいよ手前にあるカバー(整備書によるとエバポレーターフロントカバーと言うらしい)の取り外しにかかります。その前にカバーの右側に配線が見えると思いますがこの配線がどこをとおっているのかを覚えておきましょう。これは多分温度センサーなのですがカバー奥のキリ欠きにはまっています。元に戻すときにちゃんとキリ欠きの中に配線を通さないと断線の危険性があるので注意してください。
このカバーは5本のボルト+上部3箇所のツメで固定されています。でも5本のボルトを外しただけではこのカバーは外れないんです〜


手前にあるカバーは下側に押し下げるようにして取り外さなければならないためエバポレーター下側のカバー(整備書によるとエバポレーターロワーカバーと言うらしい)を下にずらす必要があります。
下側のカバーは6本のボルトで止まっていますが手前のカバーを外すだけならば一番奥の端のボルトは外さなくても何とかなるでしょう。
一番奥以外の5本のボルトを外して下側のカバーをすこし下に押し下げると手前のカバーを下側に押し下げることが出来外すことが出来ます。
若し下側のカバーを外すのであればちょっぴり大変です。奥の端なのでドライバーの使用は出来ません。幸い頭が8mmの6角になっているのでメガネか板ラチェットなどを使うと外すことは出来ます。


手前のカバーを外すとエバポレーターが見えてきます。


くうきれいエアコンの洗浄スプレーといえばアース エアコン洗浄スプレーもありますが、今回はエアコン内部洗浄 くうきれいを使用しました。
1液タイプのエアコン洗浄スプレーと異なり、くうきれいは右の画像のように2液タイプになっており、洗浄液を洗い流すリンスが付属しています。
エアコン洗浄スプレー誤ってを使用すると壊れるという記事もありますが、私の車は数年前からほとんど毎年洗浄しています(これまではアース エアコン洗浄スプレーを使用)が一度も壊れたことはありません。


エバポレーター SSTエバポレーターを洗浄する場合はまず、全面にまんべんなく洗浄液を行き渡らせる必要があります。
このため、右の画像のようなエバポレーター洗浄用SST(Special Service Tool)を作成して使用しました。
このSSTは見てわかるようにエバポレーターの奥行きに合わせたノズル長さと、先端を90度右に曲げているので洗浄液を奥の端までまんべんなく行き渡らせることができます。


くうきれいくうきれいの場合1液のムースを噴射すると泡が大量に発生してきます。
このため噴射のし過ぎには要注意です。
使用方法に従い規定時間放置した後は2液のリンスを噴射させ洗浄液を洗い流します。
但し、くうきれいは洗浄液の泡の量に対してリンスの量が少ない気がします。
ということで下に残った泡は水道のホースより水量を最小にして洗い流しました。
右の画像は1年ほど前に洗浄したのですが、エアコンフィルターが理想的な状態に固定できなかったためか木の葉と思われるゴミがムースによりエバポレーター内部から出てきています。


また、下側のカバーの取り外しは非常に手間がかかるのですが、1度だけ外してみました。
っとそのまえにエンジンルームにあるエアコンの水を排出するホースを取っておいたほうが良いでしょう。これは嵌っているだけなので簡単に外すことが出来ます。一応どのようについていたのか忘れないようにしてくださいね。あとホースの右の方にある太い部分ですがこれはホースには固定されていないので元に戻すときは溝を車両側の穴にしっかりとつけなければなりません。
まあ外してちょっと見ればどのようになっているか分かるでしょう。

で下側のカバーを固定してある6本のボルトを外したらカバーを下にずらして取り外す…と整備所に書いてあるのですが奥の端のスペースが少なすぎて取り外し難いのなんのって…大変でした。カバーが割れるかと思った。もう二度と外したくないです。よっぽどのことがない限りこんなもの外さない方が良いです!

話は変わりますが右側の金属が錆びているのが気になる…

2回目の洗浄で、1年半前に掃除をしたのに落ち葉や犬の毛や何かの繊維が散乱しています。私の場合窓を開けて走る機会が多い(基本的にエアコンが苦手)のですが、自然豊な場所に住んでいる窓を閉めてエアコンをかけて走る車の場合はもっと落ち葉が入っているでしょうね。
エアコンフィルターを装着していなければこのような状態になってしまいます。

せっかく外したのですから前回断念した緩衝材を下側カバーから取り外して洗剤をつけて洗いました。なおこの緩衝材は多分下側カバーを外さなくても多分取れると思います。これは裏面が弱い接着剤のようなもので止まっているだけなので端の方からゆっくり剥がしてやれば破れないと思います。
水分を含みそうなのでおそらくカビの温床になっていると思われたのでカテキン(緑茶成分)配合の除菌が出来るジ○イでしっかり洗ってあげました。
洗った後は自然乾燥です。
当然下側カバーも一緒に洗いました。

ついでに手前のカバーについている緩衝材も同様に洗ってあげました。

でここまでやっている人は多いかもしれませんが、人とは違うことをしたくてファン(整備書によるとヒーターブロワーモーター W/ファンと言うらしい)も少し見てみました。
これは3本のボルトで止まっているだけなので簡単にはずすことが出来そうです。ファンに埃がついていたらついでに洗おうかな?と思っていたのですがそれほどでもなかったので少し見ただけで元に戻しました。

で最近の車はエアコンフィルターが交換できるようになっている(JZX100系 チェイサーの寒冷地仕様も同様)のですが私の車は寒冷地仕様でないため交換と言う以前にフィルター自体が付いていない…
でもみんカラやネットで検索するとヴィッツ用がなにやら取り付けられるとか…
しかも無加工で!
カバーを見ると(以前も考察しましたが)エアコンフィルターを取り付けられるように仕切りみたいなものが標準装備?されています。で仕切りを良く見ると3箇所ほど切れ目が入っています。
この切れ目はおそらくフィルターに付着した水分を車外に排出するためのものなのでしょう。


でも元々車外品では設定のないものなのでどの車種用があうのか分からない…とりあえず入りそうなものを探す前にどのサイズだったらOKなのか測ってみました。
で計測結果は厚さ21mm、奥行き235mm、高さ200mm位でした。でもね買いに言ってから分かったのですがパッケージにはサイズを記載していない…
残念なことに目当ての品番のものは欠品していた…仕方がないのでほかのもので合いそうなものを探すことにしました。お店の人に言って中を見させてもらっても良かったのですが大変忙しいみたいで声をかけるのが悪いみたい…


ってなことで適当に(でも一応適合表を10分ぐらい見て)使えそうなのを購入しました。
物はBOSCHのAeristo Fresh(エアリストフレッシュ)です。でもこの品番A-T03って廃盤になってT01に統合されたみたいです。
フィルターの寿命は1年か10000kmらしいので次はどうしよう?
適合車種にはJZX110 MARKUが入っていました。

パッケージの裏を見てみると
・天然ポリフェノールによる活性酸素カット
・Agによる抗菌力プラス
・炭による脱臭力アップ
・さらに集塵効果Upの3層構造
等と書かれていました。
はてさてちゃんとつくのかどうか…


結論から言うとそのままでは装着できませんでした。厚さと奥行きは何とかなりそうだったのですが高さがフィルターの方が10mm位高いです。
幸い高さ調節はフィルターを切断することで調節できたので要加工で取り付け可能になりました。

右の画像はフィルターの表側(空気の侵入側)です。

で無加工で装着可能なフィルターはヴィッツ(P10系 H11.1〜)、プラッツ(P10系 H11.9〜)等に適合しているタイプということになっているようです。
ヴィッツ系に適合するフィルターを装着してみましたが、小さすぎてこれが大外れ…
T03(T01)を使っていたときは外気導入にしてトラックの後ろを走っていても排ガス臭さというのはなかったのですが、T04はばっちり入ってきてしまいました。小さいフィルターに周りにスポンジを取り付けて装着している方もいるようですが、私も周りにスポンジを付けてみましたが、T03(T01)を使っていた時と比べると排気ガスの入り方は雲泥の差でした。
T03よりもT04のほうが面積が小さく価格も安いのですがせっかく装着するのなら十分効果を発揮してくれたほうが良いと思います。取り付ける角度も違うのでフィルターの奥(車体前方)からフィルターをすり抜けて外気やゴミがエバポレーターへ侵入してしまいますしね。。


ということで寒冷地仕様でないJZX100へのエアコンフィルター適合はこのページで紹介している若干加工が必要という前提でアリスト JZS160・161等用に適合している
・BOSCH
アエリストナノ(アレル物質抑制タイプ) AN-T01
アエリストフリー(抗菌タイプ) AF-T01
アエリストコンフォート(除塵タイプ) ACM-T01
・DENSO
DENSO抗菌エアコンフィルター DCC1002
・東洋エレメント
用塵防 除塵/脱臭/抗菌 CT-101
用塵防 高除塵タイプ CT-101J
・カーメイト エアデュース FD102,FD102D,FD-T03
抗菌エアコンフィルター FD102
脱臭フィルター FD102D
スタンダードフィルターFD-T03
です。
中でも臭いの除去が可能なのは活性炭の入っているタイプ(スタンダード、コンフォートタイプ以外)で、最も脱臭効果が高いのはBOSCHだと思います。


こっちがフィルターの裏側(空気の排出側)です。

でそれがどこに書いてあるのかと言うとフィルターの側面です。ややピンぼけなのはご了承ください。
これを見ると矢印とFlowと言う文字がありますがこれが空気の流れる向きを示しています。
通常エバポレーター側は空気が通って各吹き出し口へ向かうので裏側をエバポレーター側に向けるように配置します。
逆にファンは空気を押し出すのでこっちがフィルターの表側です。
他車の場合でどっちがどっちかわからないと言うのであれば一度エアコンをかけてみたらいいと思います。空気が流れてくる上流側にエアコンフィルターの表側をむけるようにします。

で緩衝材が乾くまでの間外してしまった下側カバーを取り付けます。これがまた大変なんですよ。

このままでは私では付きそうになかったのでカーペットと車両金属の間にある遮音材(と思われるゴム上のもの)に切れ目を入れて何とかつけることが出来ました。
でも今考えるとシリコンスプレー(潤滑プレー)を吹き付けてすべりを良くしてから元に戻せばよかった…
シリコンスプレーを吹いておけば切れ目を入れずに簡単に元に戻せたかも?
何とか戻せたら外しておいたエアコンの水を排出するホースを確実に差し込んでください。って上にも書きましたら下側のカバーは外さない方が良いです。


緩衝材が乾いたら下側カバーに取り付けます。ボルト6本全て外しているので指で押すとここまでは下がります。奥の端にあるボルトを外さなくてもこれに近いぐらいまでは下がると思いますが…

で先ほど加工したエアコンフィルターを取り付けます。向きは左のファン側がフィルターの表(空気の侵入側)、エバポレーター側がフィルターの裏(空気の排出側)です。

でも元々交換できるようになっていないのと、適合外のフィルターなのでつけるのはちょっと大変です。

とりあえずフィルターをしきりに入れておいて手前のカバーを取り付けます。その前に外した緩衝材を入れるのを忘れないように!
手前のカバーにも仕切りが入っているのでその間にフィルターが入るように微調整しながら手前のカバーの下側2本のボルトを先に締め付けます。締め付け順序も整備所に書いてある通りにします。
下側2本のボルトを締めたら残りのボルトを締め付けます。

手前のカバーを取り付けるとフィルターはカバーで少し押されるようになるので手を離してもフィルターは落ちてくることはありません。


ところでJZX110なんかはフィルターケースがあってその中にエアコンフィルターを入れて車に装着するようになります。フィルターケースのない車もあるようですが、殆どの車はフィルターケースがあるようです。

以下2012年モデルです。
ということでエアコンフィルターの効果をより発揮させるためにフィルターケースを自作してみました。


BOSCH AF-T01まず、Privategarage100で勧める適合であるJZX110 MARKU等用のBOSCH T01品番のフィルターですが、今回は抗菌タイプのAF-T01を使用しました。
以前使用していてニオイの除去効果が非常に高かったのは活性炭だろうということで他社の商品も考えたのですが、良い物はそれ相応の値段がするということで今回もBOSCHにしました。
因みに除塵タイプにしなかった理由は活性炭が入っていなかったこと、アレル物質抑制タイプにしなかった理由は私が重度の花粉症でないことです。


ボッシュ アエリスト フリーアレル物質抑制タイプではないものの抗菌タイプであれば3層構造になっており、

  1. 緑色のプレフィルターにより除塵を行う
  2. 特殊高機能活性炭層により抗菌と脱臭を行う
  3. アフターフィルターにより最終除塵を行う

という構造になっています。
除塵は高性能合成繊維不織布(ふしょくふ)フィルターを使用することで通気性を低下させること無く、プレフィルター層が3ミクロン以上の粉塵(塵、ホコリ、花粉、ダニなど)を99.9%以上取り除きます。
抗菌は銀(Ag)成分がフィルター表面の菌の繁殖を抑制し、強力な抗菌効果でクリーンな空気を室内に供給します。
脱臭は特殊高機能活性炭が臭気成分を吸着・脱臭します。BOSCH独自の技術により活性炭を合成繊維不織布に織り込んでシート化しています。活性炭が排気ガス、ペット臭、タバコ臭カビ臭など多くの臭気成分を効果的に吸着します。


エアコンフィルター因みに花粉はおおよそ10ミクロン弱と言われているので、BOSCHのエアコンフィルターは花粉対策商品といえるかもしれません。

以前装着していたフィルター同様今回のAF-T01もそのままで装着することはできません。
以前はフィルターの片側だけを切断していましたが、今回はワンオフで作成しましたエアコンフィルターケースの使用上右の画像のように左右を切断しました。
JZX100の場合右の画像のように緑面がブロワー側となります。


AIR CONDITIONER FILTER CASE作成したエアコンフィルターケースは右の画像をご覧ください。
使用した部材はホームセンターで売っているプラスティック(PVC)の15mmアングル(モール)です。これを使いワンオフでフィルターケースを作成します。尚、四隅はG17と言う接着剤で固定しました。
一見正方形に見えますが、車両側の都合で画像向かって右側が左側よりも若干短くしています。


JZX100 エアコンフィルターケースまた、エアコンフィルターの寸法より車体上下端には空気の流入や経年劣化にも耐えられるよう右のようにフィルターエッジサポートバーをつけています。
2重にしたアングルの隙間にフィルターの端を入れることでフィルターの変形を防止します。
また、エアコンフィルター装着時の手前側は車両側のケースにもともとついている板によりフィルターを押さえつけるような構造を取るため、アングルの辺を適度に切断しています。


エアコンフィルターケース一部切断したBOSCH T01型番フィルターをフィルターケース取り付けるとこのようになります。
車両装着状態で奥行き方向には若干大きいのですが、フィルターが若干変形して固定されることでフィルターを通らずに流れる空気の逃げを防止できるようになります。
右の画像で右下方向が車両装着状態で手前側となります。
また、緑色の面は空気の流入方向なので、緑色の面を車両装着状態で左側にします。


背面裏側(エバポレーター側)から見ると右側のようになります。
エアコンフィルターケースをかなりギリギリギリサイズで作成したため、フィルターを少しきつ目に入れるとピッタリと隙間なく収まっているようになります。


エアコンフィルター装着実際に装着したところワンオフで作成しただけあってピッタリです。
手前のアングルを切断している理由は、エバポレーターカバーにエアコンフィルターを押さえる板があるためです。


エアコンフィルターを装着した後は、エバポレーターを上側に十分押し付け、下側カバーを取り付けて作業終了です。
この段階で一応エアコンを動かして空気の漏れがないことを確認しましょう。漏れがあったらどこかを無理して取り付けているので面倒ですがもう一度フィルターの位置&大きさを確認することが重要ですね。


グローブボックスとその下側のカバーを元に戻して早速送風ON!エアコン洗浄液の匂いが最初していましたがしばらくすると匂わなくなりました。外気導入にしてディーゼル車の後を走行してもあの独特の匂いが(私の鼻では)しなくなりました。おぉ〜結構良いじゃありませんか!
エアコンフィルターを装着すると風量が落ちると言われていますが、フィルター単体で装着していた時よりも、ワンオフで作成したエッジサポートバーつきエアコンフィルターケースを使用してエアコンフィルターを装着したほうが風量が落ちています。
これはそれだけフィルターを逃げて通る空気の量が少なくなった=エアコンフィルター装着の効果が現れたということでしょう。
今回のDIYは大満足!


あとエアコンをつけたときの酸っぱいような匂いはエアコンフィルター装着では完全に解消されません。酸っぱい匂いがするのは残念なことに使い方が悪いからなのです。


エアコンをつけると空気を冷やすのと同時に水分が出てきます。小学校のころに習った飽和蒸気圧曲線を思い出してください。そうあのコップに水と氷を入れるとコップの表面に水滴がつくというものです。あれがエバポレーターでも起こっていてエアコンを使用するとエバポレーターのフィン表面に水滴が付着してしまいます。水分がすぐに無くなればいいのですが自動車のエバポレーターは仕切られているので水分はすぐには無くなりません。そこに空気中に漂う菌が繁殖すると匂いを出すようになり、結果としてエアコンを入れた直後はあの酸っぱいような匂いが発生してしまうのです。しばらく経つと匂いがなくなるのは温度が下がり菌の活動が押さえられるからです。
この対策としてエアコンフィルターを装着して菌をフィルターに留めると言うのも有るのですが根本的な解決方法としてはエンジン停止直前までエアコンを使用せず、しばらく送風にしてからエンジンを止めると言うことが重要です。
なぜ送風にすると次回匂いがしなくなる(少なくなる)のかというと菌は水分のあるところで繁殖するので、送風にすることによりエバポレーターフィン表面に付着している水分を風で飛ばしてやろうと言う試みです。


匂いでお困りのあなた!エバポレーター洗浄を行った後上記の方法をお試しあれ!

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