暗電流(待機電流)とは

暗電流とは、鍵を抜いてドアを閉めている状態で見かけ上車の電装品は何も動作していない状態で、ECU・時計などのメモリーが消費する電流のことです。家電製品で言うところの待機電流というやつですね。


省エネが叫ばれる中、家電製品ならば待機電流をカットする為にコンセントを抜いておく、若しくはタップをつけてスイッチを切るということが出来るのですが、自動車の場合オーディオ、ナビ、セキュリティなどを装着することで暗電流は増加してしまいます。この対策は…ということを考える為にこのページを作りました。


まず、私の車で暗電流がどの程度発生しているのかを調べました。対象車両は毎度おなじみJZX100 Chaser TourerVです。装着している電装品はナビ、セキュリティです。
計測している状態で写真を撮ることが出来ればよかったのですが、一人では難しかった為残念ながらありません。


計測する手順としてはそれほど難しいことは無く、電流を図ることの出来るテストメーターがあれば大丈夫です。手順を順番に説明すると


  • バッテリーのマイナスターミナルのボルトを緩める。
  • 車両のマイナスターミナル、若しくはボディアースにテストメーターのプラスを確実に接続する。
  • テストメーターのマイナスをバッテリーのマイナスターミナルに接触させる。:この状態ではテストメーターの電流は0を差しており、車両のマイナスターミナルとテストメーターが並列に接続されている状態
  • テストメーターのマイナスをバッテリーのマイナスターミナルに接触させる。:この状態ではテストメーターの電流は0を差しており、車両のマイナスターミナルとテストメーターが並列に接続されている状態
  • テストメーターのマイナスをバッテリーのマイナスターミナルに接触させたまま、車両のマイナスターミナルをバッテリーのマイナスターミナルから外す
  • 表示された電流が車両の暗電流となります。但し、電流の増減がある場合最小値が車両本来の暗電流となります。

これで計測すると私の車の場合55[mA]となりました。これが多いのか少ないのかということですが、一般的に暗電流は普通車で20〜30[mA]、高級車で50[mA]程度と言われていますが、正確なところはわかりませんでした。


この状態だと約1ヶ月程放置しておくとバッテリーが上がってしまう可能性があります。私の場合(ちょっと極端ですが)6年ほど使用したバッテリーで2ヶ月エンジンをかけずに放置しておくと見事にバッテリーが上がってしまっていました。


バッテリー上がりの対策ですが、長期間エンジンをかけないのであれば車両のマイナスターミナルをバッテリーのマイナスターミナルから外すということが必要になりますね。またその他ソーラーチャージャーというものもあります。

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