Buddy Club

レーシングスペックコンプトリートメント(青缶)
レーシングスペックスーパーコンプトリートメント(赤缶)

何やら巷で人気が出ていると言うエアコンオイルを試してみようと思います。
そもそも平成3〜4年(だったかな?)からエアコンガスの切り替えが全面的に行われるようになりました。それまではR12というガスを使用していたのですがこれは大気中に放出されるとオゾン層が破壊されてしまうと言うことで全面使用禁止となり、それに代わりオゾン層を破壊しにくい(オゾン層にたどり着くまでに分解すると言われている)R-134aというガスに切り替わりました。切り替わってもエアコンガスの大気放出は法律で禁止されておりガスの回収が義務付けられています。


但しR12ではそれ自体がオイルの役目を果たしていたそうですが、R-134aではその効果が少なく必然的にエアコンガス内部にオイルを充填しなければならなくなりました。エアコンのコンプレッサーは内部ガスが低温から高温まで温度変化が激しく良いオイルの使用が必須となっています。特に最近の車は年中エアコンを使いっぱなしのオートエアコンが装備されているためエアコンオイルに求められる性能はより高いものとなっています。


エアコンガスは聞いたことあるけどエアコンオイル?あまり聞いたこと無い方が多いと思います。私もその中の一人です。前述のとおり今現在エアコンガスはR-134aに全面的に切り替わっていますが元々このガスに潤滑性能はありません。エアコンはコンプレッサーでガスを圧縮する行程がありコンプレッサー内部は金属のため擦動部分には必ず摩擦が発生します。エンジンと一緒ですね。このため摩擦を低減するためにエアコンガスにオイルを含ませることにより摩擦を低減させる必要があります。JZX100も例外ではなくエアコンガスと一緒にエアコンオイルが入っていて整備書にもその旨が記載されています。
コンプトリートメントの資料を見ると従来はスミソオイルと呼ばれるものをエアコンオイルとして使用していたそうですが、年中エアコンを使用するオートエアコン装着車ではこのオイルでは不十分だそうです。このオイルは元々高温に耐えられる性能があまり無いそうなので使用するにつれて潤滑性能が劣化していくそうです。
で、新しく出てきたオイルがハーメチックオイルと呼ばれるものです。このオイルはスミソオイルの弱点である高温耐久性を向上させオートエアコン装着車ではこのオイルの装着がコンプレッサー製造メーカーから義務付けられているそうです。またこのオイルは製造が難しく国内ではただ1社しか製造に成功していない高級オイルだそうです。逆にオートエアコン装着車にスミソオイルを使用するとオイルの性能がハーメチックオイルと比べて低いためコンプレッサーに障害が発生するそうです。


レーシングスペックコンプトリートメント(青缶)

Buddy Clubさんいいところに目をつけたと言う感じです。エアコンガスもメンテナンスが必要と言うところに目をつけて、エアコン作動時に発生するパワーダウンを低減させるためハーメチックオイル+フッ素系添加物(おそらくPTFE(=ポリテトラフルオロエチレン)という地球上で最も摩擦係数の低い物質)を組み合わせたレーシングスペックコンプトリートメントを2003年から販売し始めました。まあ作っているのはBuddy Clubさんではないのですが…


これを入れる効果としてコンプレッサー内部の摩擦が低減することで
・トルクアップ(パワーアップ)
・燃費向上
・静音
・オイル漏れ防止
と言う効果があるそうです。
使った人から話を聞くと小排気量車では明らかに車が前に進んでいくようになったり、エアコンをつけても切っていた状態と同じくらいになったそうです。パワーのある大排気量車はエアコン使用時のパワーダウンが感じられにくいのですがエアコンの効きが良くなったため設定温度を少し上げたという人もいます。


レーシングスペックスーパーコンプトリートメント(赤缶)

Buddy Clubさんは2004年初頭にレーシングスペックコンプトリートメントの効果をさらに引き出す物を出してきました。作っているのはBuddy Clubさんではないのですが。(しつこいって?)
レーシングスペックコンプトリートメントで下地処理をした車に入れるとその効果を120%にするという優れものだそうです。入っているのは当然ハーメチックオイルとさらにセラミック粒子だそうです。フッ素系添加物で金属表面に被膜を形成した上でセラミック粒子が金属表面に吸着し金属同士の摩擦をさらに減少させるそうです。


注:レーシングスペックスーパーコンプトリートメント(赤缶)だけではその効果が十分発揮されないそうです。必ずレーシングスペックコンプトリートメント(青缶)で下地処理をする必要があるそうです。


この2つを使用することでエアコン作動時のパワーダウンを可能な限り減少させることが出来ます。テスト結果ではエアコンOFF時とエアコンON時のパワーダウンは数%(場合によっては0.5%)になるそうです。


効果の程は…実はまだ入れていません。(^▽^笑)ってか入れる時間が無い〜でもそのうち入れる予定です。
効果が十分得られるのは使った人から聞いて良いのは分かっているので…