TOM'S Advox sports for JZX100 TourerV

車高調は数年前から欲しかったのです。と言うのはとある方から頂いたTRDの純正形状のサスペンションは最初のころはよかったのですが、如何せん経年劣化と言うやつでフロント助手席のダンパーからオイルがにじみ出てくるようになっていました。これを頂いた直後はスプリングをTourerV用を買おうかと検討したぐらいです。
まあ経年劣化ならば仕方がないと言うことで次はステップアップを狙って車高調を買おうと決めていました。


まず思いついたのはHKS HYPER MAXUでした。これは一度試乗させて頂く機会があったのですが乗り心地と言う言葉は難しいのですが市街地を普通に走るにはまったく不満が出ないと感じたことを覚えています。ただそのときのセッティングで速度を少し出した場合にハンドルを切ったときのアンダーが気になりました。で私はもう少し固め(この言葉も難しいのですが)でもOKだと感じました。お値段がお手ごろだったので非常に魅力的だったのですが・・・


次に私は元々A'PEXiと言う会社が好きなのでここから出ている車高調を候補に上げました。A'PEXiからは2種類の車高調が出ていたのですがストリート前提と言うことでN1 Damper for streetが選択肢に挙がってきました。これを候補に挙げた理由はHKSよりもスプリングレートが高いため路面の悪いところでの振動などは多いかもしれませんがすこし速度を出したときの安定性に優れているのではないか?と考えたためです。HKSよりもお値段は若干高くなりますが・・・


でaragostaという車高調も候補に挙がってきだしました。理由はスプリングレートがHKSよりも高くよい評判も聞こえてきたので候補に上がりました。


ここで車高調購入計画は一時中止となりました。理由は色々ありまして・・・


購入計画中止後数年して計画がやっと始動することになりました。ってダンパーからオイルが出ていた足でよくここまで引っ張ったものです。さすがにひどい状態でした。アライメントはずれてるわ、ショックは機能していないわでターンインの挙動が非常に怪しくコーナーは非常に怖い思いをしながら乗っていました。さすがにどこかの山にドライブに行くということはせず完全に日常の足として使用していました。


で改めて車高調購入計画が始動と言うことで値段や特徴などを調べていると・・・A'PEXiやaragostaを購入するのだったらあまり変わらない値段でAdvoxが買えるではないですか!さすがにAdvoxはいいお値段なのですがAdvox sportsならば買うことができる。と言うことで色々浮気したのですが最終的にAdvox sportsを選ぶことになりました。


まずAdvoxとはどのような性格のものか?
これはトムスとF1の第一線で活躍していたダンパーデザイナーとの出会いから始まりました。双方の試行錯誤の末生まれたレース用Advoxは1999年JGTCチームチャンピオン、F3全日本選手権3冠制覇、マカオGP、コリアGP完全制覇の偉業を達成しました。その後3年の歳月を経てストリート仕様へと進化したAdvoxは公道で華々しいデビューを飾り、賞賛の嵐を浴びることになりました。
Advoxが目指した方向性は明快です。それはタイヤの性能を十二分に発揮させること。このためにオリジナルの新機構圧力制御室(Advox system)の開発とフリーピストンに代わるラバーチャンバーを採用することになりました。Advox systemは減衰の立ち遅れをものの見事に解消し、常にタイヤが路面を捉えているように、的確な減衰力を瞬時に発生します。さらにラバーチャンバーはダンパーの作動にかかわる摩擦を大幅に減少させ、突き上げ感とは永遠に決別できる超低フリクションを実現しました。


Advox sportsとは?
Advox sportsのメインターゲットはアルテッツアやチェイサーです。これからわかるようにAdvox sportsはAdvoxの思想をそのまま継承しながら、更にアグレッシブな走行性能を高めるために生まれました。すなわち、スポーツ性の高い車ほどAdvox sportsを装着したときの違いを大きく実感できます。
攻めるための回頭性、ロール剛性を身につけ、インチアップされたハイパフォーマンスタイヤをも履きこなす。切れ味のよい走りを一人でも多くのドライバーに体感して欲しいとの想いが難題であるコストダウンを実現することになりました。
コストダウンを可能にした大きな要因のひとつはAdvoxのアルミ素材からスチールへの変更です。このため重量増となった分を素材の吟味、薄さを追及することでクリアしました。その上スチールのメッキも数多くのサンプルの中から選ばれた高レベルなトムススタンダード、細部にまで妥協しない作りこみ、レーシングチームの魂が生きていることを体感するのはそれほど難しいことではないでしょう。
またこの車高調の場合スプリングレートは非公開となっています。減衰力値も非公開です。


で待ちに待った私のAdvox sportsがやってきました。
お約束の写真撮影です。
こちらはフロント用です。

こちらがリア用です。
この車の場合フロントとリアはきわめて似た構造になっているのですが若干フロントのほうが短いです。
またフロントはABSなどの制御をするのに必要な車速センサーハーネスを固定するための金具がついています。
金具がついているのといないのとでは気分的なものがまったく違います。金具がついていない場合はショックに車速センサーハーネスをタイラップで固定しなければなりません。
Advoxの場合そのような心配は無用です。


これが虎の巻で所謂説明書と言うやつです。(笑)
って説明するほどのものでもありませんね。


でこのようのな物もついてきます。
一応ステッカーになるのでしょうか?でも紙のような薄っぺらい物ではありません。
う〜むどこに貼り付けよう?
車外はTRDでまとまっているので・・・難しいですね。
結局どこにも貼らずに説明書と一緒に保管しています。


早速作業に取り掛かります。
装着する前に今まで使っていたTRDとの比較です。
Advox sportsの方が全長が若干短くなっています。
ちなみにこれはフロントの運転席側です。なぜわかるかって?Advox sportsの場合品番が貼り付けられており品番でどの場所かを示しています。このため左右の組間違いを防止することができます。


こちらがリアの助手席側です。
フロントと同じく若干短くなっています。


作業過程はこちらのほうですでに紹介しているのでここでは省略させていただきます。
当然のことながらブッシュのねじれを防止するためにボルトを締める際には1Gをかけてトルクレンチを使って規定トルクで締めこみます。


ついに装着となりました。おぉ〜いい感じ。
ってタイヤをつけると見えなくなってしまいますが。

各部を規定トルクで締めてホイールを装着してジャッキをおろすと〜
思いっきりかぶってる!
って冗談です。天下のAdvoxがここまでかぶるはずはありません。
これはショックをはずしたときにタイヤとフェンダーのクリアランスを見るために撮影したものです。
フルバンプ(サスペンションストロークの限界)まではいきませんがあともう少ししたらフルバンプするぐらいまでホイールを上げています。
フルバンプはホイールがフェンダーにかぶるぐらいだったと思います。


純正車高状態での純正アライメントでここまで落とすとフェンダーとタイヤのクリアランスは約23mmほどになります。
この数値を何に使うかと言うと・・・あまり役に立ちませんね。やってみたかっただけです。


でリアはどうなるかと言うと〜
ホイールかぶりじゃないですか!
ってしつこい?
これはおそらくフルバンプ状態(サスペンションストロークの限界)だと思います。


タイヤ・ホイール・フェンダーが汚いとか言わない(笑)作業途中に少し雨が降って汚れてしまったんです。上の状態まで落とすとキャンバーが勝手についていくのでフェンダーとのクリアランスは10mmほどありますが、その状態になるまで非常にきわどいクリアランスになるときがあります。
右がその状態ですが、計ってはいませんがフェンダーまで数ミリと言ったところです。
このタイヤ(FM901)はST115などのサイドウォールが寝ているタイヤと比べると立っていますが、RE-01RやAD07と比べると幅も狭いし寝ているほうです。
それでもフェンダーとぎりぎりになっています。
RE-01RやAD07にするとフェンダーを削らなければならないと言うのはこの画像でよくわかっていただけると思います。
フェンダーをきれいに詰め折したらまだまだ余裕ですね。
って今のところつめ折をする気はありません。AD07は一度履いてみたいと思いますがそのときにはフェンダー削りで対処しよう。
その後AD07を装着しました。案の定フェンダーにヒットしたので削りました。


でこちらは比較用としてTRDでのタイヤとフェンダーの関係です。


こちらがAdvox sports装着直後のフロントの画像です。少し(500mぐらい)走行して一応馴染ませているもののブッシュなどが完全に馴染んでいないため若干高めになっているそうです。でももう少し下がってくれても良いのにな〜


こちらがリアです。
リアはTRDの時もそれほど落ちていなかったのですが、そのときよりも少し高めになっています。

少し離れてみるとこんな感じです。
離れると低すぎることなくまあいい感じなのですが近くで見るとフロントの車高が気になります。


で見た目の車高の違いも計測しておきました。計測場所は地面からフェンダーまでのタイヤ中心値でmmで表記してあります。

TRD
左前 右前
623 617
左後 右後
637 645
TOM'S
左前 右前
662 655
左後 右後
645 653
左前 右前
+39 +38
左後 右後
+8 +8

ふーむなぜか左側(助手席側)の方が車高が高いですな〜左右の組み間違えはない筈なので左右の重量バランスからくるものなのか、ブッシュが馴染んだら落ち着いてくるのかは現段階では不明ですね。まあ左前と右後が高いと言う傾向は今までと一緒ですね。比較対照が他にないのでどうともいえません。JZX100系のChaser(MARKU、CRESTA)にお乗りの方よろしければどんな感じか教えていただけませんか?


まあフェンダーから地面までの値はあまり当てにならないと言う人もいるぐらいですからあまり気にする必要はないのかも?で後日時間の都合で計測できませんでしたが地面からフェンダーまでではなく地面からシャシーまでの数値を計測してみたいと思います。
地面からフェンダーまではあくまで見た目と目安と考えておいたほうが良いかもしれません。整備書にも地面からシャシーまでの参考値は掲載していますが、地面からフェンダーまでの数値は掲載していませんから・・・
でそれを計測して左右差が大きいようでしたら車高を調節する必要があります。


ただしAdvox(sportsも)の場合送られてきた状態で最適値にしているためあまり車高を変えすぎると本来の良さが出ない可能性があります。
説明書にも下げ方向はダンパー部で5mm以内、上げ方向はダンパー部で10mm以内と記載されています。
え〜その車高は頂けないな〜とおっしゃる方はOH時にTOM'Sから色々聞かれるのでそのときに乗り方や希望の車高などを伝えると最適な状態にして送ってきてくれます。
と言うことは車高を色々変えたり減衰力を色々買えて挙動を楽しみたいと言う人からすると不向きと言うことになります。
正直言ってAdvox sportsに乗るまでは全長調節式で減衰力を何段階か変えられる車高調が欲しいと思っていました。プリを何oかけて、前後左右の車高をどのくらいにして、減衰力をフロントは何段・リアは何段と調節して〜と色々やってみたかったのですがセッティングを出す楽しみはあるのでしょうが私のレベルだとAdvox sportsのような完成されたセッティングを出すことは不可能ではないかと思いました。全長調節式・減衰力何段調節の車高調は今では特に良いと思わなくなりました。
でも今までの車高を見慣れていたので腰高感は非常に感じます。理想を言えばタイヤとフェンダーの隙間が指1本から2本が好きなのですが・・・


インプレッション

さあいよいよインプレッションです。
とは言うものの組んでからまだ短時間しか走っていないので機会があるごとにインプレッションは追加したいと思います。


0〜60kmまで
速度ではありません。走行距離です。
組んだばかりなので各部の当たりがついていないと思います。あくまで組んだ直後のインプレッションと言うことなのでこれがすべてではありません。今後よくなる可能性もありますので誤解しないでください。
まず慣らしもかねて市街地を中心にゆっくりと走行してきました。私が車を止めている駐車場は出るときに段差があるのですがそれをこれるときの衝撃はTRDのそれとは比べもになりません。ってかTRDのは底付してたかもしれませんが。段差をゆっくりと越える時はショックがきちんと仕事をしてくれている感じが伝わってきます。
田舎道なので道路はお世辞にも良いとはいえません。あちこち掘り返した跡があるのでその小さな段差をひらっています。厳しい意見を言うと乗り心地は良いとはいえません。
当然のことながら純正と比べると振動が多く伝わってきます。TRDの方はスプリングレートが結構低かったので細かい振動はさほど気にはなりませんでした。でも少し大きな段差だと突き上げ感がありました。ショックが底着きしていたのだと思います。


その間何度か交差点を曲がったのですが足のしっかりした感じの断片は体感することができたような気がします。
今までのとまったく違うと思ったのはコーナーです。速度は60km/h程度の上り坂ですが登坂車線が設けられているところを他車を追い抜くように走ったときに衝撃的な感じを得ました。今までは少し速度を上げて走るのが精一杯だったのですがAdvox sportsだとアクセルをガンガン踏んでいくことができます。しかもそんなときにも車線変更を余裕でこなすことができます。
正直言って驚きました。良いとは聞いていたのですがここまで良いとは・・・胸の奥が“ドクン”となった感じというのか全身が一瞬震えると言う感じといったら良いのかわかりませんがとにかく驚きました。
走っている道にもう一箇所登坂車線があるのですがそこでも同じ感じを得ることができました。こればっかりは実際に体感してみないと良さはわからないでしょうね。


今までとは明らかにコーナリングスピードが違います。しかも余裕を持って走ることができます。余裕を持って走ると言うのは安全上非常に重要で余裕がなければ不意のアクシデントに対処するのが難しくなります。Advox sportsは私に余裕を持って運転することができるようにしてくれました。これで今まで以上に安全に運転することができそうです。


私のコーナーが遅いのは足も悪いがタイヤも悪いと思っていたのですがどうやら悪いのは足だけだったようです。そろそろ賞味期限を過ぎかけているタイヤでもしっかりグリップしてくれます。Advoxの方向性であるタイヤの性能をフルに生かすということをしっかり体感できた気がします。


またブレーキも安心して踏めるようになった気がします。車高調しか変えていないのに何故でしょう?いい車高調を入れたおかげで車体姿勢が安定したおかげなのでしょうか?


でひとつ厳しい意見を出しましたが他にも厳しい意見はあります。それは中速コーナーの速度が上がってより曲がりやすくなっている反面1速ではパワーをかけすぎると今まで以上にリアがスライドしてしまいます。TRDの場合は例えば交差点を曲がるときにかなり踏み込んでもタイヤはグリップを失いにくかったのですが、Advox sportsだと全体的にしっかりしていると言うかしっかりしすぎていると言うか1速でアクセルを開けすぎるとリアが流れてしまいやすくなりました。ちょうど砂があったのですが今までのようにアクセルを開けると予想以上に流れてしまい少し怖かったです。ただ、アクセルを戻すとスムーズに流れが収まるのでコントロールはできそうな感じがしました。う〜む冬なんかは怖いかも?当然のことながらETCSはキャンセル(完全OFF)しています。ノーマル状態ならばETCSが正常に働いてくれるのでホイールスピンは発生しにくくなっているので不用意にテールスライドをすることもありません。でもFRの楽しみってテールスライドをコントロールすることなので私はETCSは常にキャンセルしています。
でも慣れれば非常に楽しいです。夏の時期でも雨が降って路面がぬれていたら結構簡単にスライドしてくれます。必要以上にアクセルを踏んでしまいます。当然のことながら必要以上にアクセルを踏まなければリアの挙動は落ち着いています。


また路面の悪いところが多く道路の流れがそれほどスムーズではないところばかりを走る人にははっきり言って不向きだと思います。Advox sportsの良さはある程度速度を出してコーナーを走るとき初めてその片鱗を見せてくれるようになります。50km/h以下でしか走らない人には乗り心地のいいHKSがお勧めでしょう。他にも乗り心地のいい物はあるかもしれませんが私が体感した中ではHKSが乗り心地では一番でした。


あと若干ですが路面の悪い場所だと飛んでいるような感じがします。一昔前の車高調のような突き上げ感はないのですが段差を乗り越えた後一瞬“フッ”とした感じがありました。あくまで飛んでいるような感じがするというだけでスプリングレートが高く減衰力も高いガチガチで動かない足の挙動とはまったく違う感じです。勘違いしないでください。


まあ性格が性格(sportsとついているだけのことはある)なので細かいところのインプレッションまでは要らないかも知れませんが市街地走行のみだとNGということです。でも私は本気で惚れ込みました。こりゃしばらくガソリン代がかかりそうです。はっきり言って私が思っていた通りの感じです。細かいところでの振動などは気にせずある程度からは非常にしっかりと安心感のある感じがベストマッチしています。やっぱりAdvox sportsを買ってよかったと思います。


でアライメントをまだとっていないのでターンインで微妙にですがしっくりこない状態があります。説明書には
“車高が下がった場合、トーはアウト側に、キャンバーはマイナス側になります。この状態での走行は直進安定性の低下や、旋回開始時の不安定につながります。”
あぁ〜やっぱり。TRDでターンインがまったく落ち着かないのはこのせいだったんですね。変なところで変な挙動を示すことがよくありました。ターンインが終わってからはまあましだったのですが・・・
Advox sportsも例に漏れずターンインで微妙な感じがします。ターンインが終わって旋回中は上でも書きましたが文句のつけようがまったくありません。
ブッシュとスプリングが落ち着いてからアライメントをとらねば・・・


今のところまでのまとめ

走行距離 装着後〜60km迄
長所 短所
・コーナーでの安定性に非常に優れる
・余裕を持って運転できる
・リアの挙動をアクセルでコントロールできる
・低速だと細かい振動をひらってしまう
・市街地走行だけだと不満を感じる
・低速だとパワースライドが発生する

60km〜100km
組んだ直後に感じていた小さな段差に反応することがなくなったような気がします。慣れたためかな?
コーナーで踏ん張る感じもこれまでのひどい状態を忘れかけているためか普通に感じるようになりました。でもハンドルを切るときの不安感はまったくありません。はっきり言って運転は上手ではないのですが一応私の頭の中で思い描いているような動作をしやすくなりました。
今まではターンインで車の挙動が非常に不安定になっていたためハンドルの切りはじめを早くして車の挙動を落ち着けてからコーナーに入るような感じだったのですが、ブレーキングからターンインまでゆっくりハンドルを切ることができるようになりアクセルを踏みながらコーナーを脱出できるようになった気がします。
要は落ち着いて運転できるようになったと言うことだと思います。


100km〜500km

0km
左前 右前
662 655
左後 右後
645 653
500km
左前 右前
659 653
左後 右後
645 655
左前 右前
-3 -2
左後 右後
±0 +2

ちょっと微妙な感じになってきました。
稼動部分はほとんど馴染んできて最初のころに感じていた微妙な跳ねは感じられなくなりました。それにアクセルを踏んだときのリアの挙動もしっかり落ち着いて1速で踏み込んでも流れ始めると言うようなこともなくなりました。
走っていると最初のころのような感じがあまり得られなくなってきました。多分これに慣れてきたからなのでしょう。慣れてきたとは言うもののやはり気持ちよくコーナーを走れます。少し“あっ”と思うようなときもハンドルを切り足せば“ぎゅ〜”っと曲がってくれます。
でもハンドルの初期レスポンスはよくありません。っていうか初期の挙動が落ち着かないことがあります。これはアライメントをとっていないせいです。
早いところアライメントを取っておきたいのですが1週間では車高が落ち着かないのかな?測ってみましたがほとんど下がっていません。
気分的には各部が落ち着くともう少し下がってくれると思っているのですが…


500km〜4000km

0km
左前 右前
662 655
左後 右後
645 653
500km
左前 右前
655 651
左後 右後
646 650
左前 右前
-7 -4
左後 右後
+1 -3

装着してから4000km程度走りました。期待?していた各部のなじみですがもう終わっているのでしょう。期待していたほど車高が下がらなかったようです。
そろそろ一度車高を調節してみようかな?その前に車高調レンチを持ってないので買わなければ…
フロントの車高をもう少し下げることができればよいのでしょうが、この車高調の場合ご存知のようにメーカー出荷時点で一番良い状態になっているので下手に弄るといいところから外れてしまう可能性があります。Advoxの場合下げ方にもよりますが下手するとショックのゴムカバーが切れてしまうくらいにもなるそうですね。


外気温が下がってきたためトルクが回復してきたためか、タイヤがもうだめなのかわかりませんが(後者のほうが強そう)リアのトラクションがかかりづらくなってきたようです。当然ETCSは常にキャンセルしているのでアクセルコントロールは当然必要なのですが、交差点で“行こう!”と思い発進するとリアタイヤがホイールスピンしています。オーバーが出るほどではなくアクセル一定でハンドルを戻していくとホイールスピンはおさまっていきますけどね。とくに雨が降って路面が濡れていると顕著に現れます。雪が降ったらかなり怖そう…
う〜むもう少しトラクションがかかってくれたほうがいいのでしょうが楽しいといえば楽しいかな?
なお一度こんたさんに後ろからついてきてもらったことがあったのですが、“リアタイヤだけ空転して見てて怖い”そうです。そんなに危険な状態ではないのですけど…


インチアップしたハイグリップタイヤを履きこなす…という触れ込みですがむしろハイグリップタイヤでなければNGと言えるかもしれません。伊達にsportsの名前がつけられているわけではなさそう。


5500km〜タイヤの皮むき終了まで
Advox sports装着後5000kmを走行したあたりでタイヤが殆どグリップしなくなりました。外気温が低くなってきたせいもあるのですが、原因はタイヤの溝が殆どなくなってきたためです。末期はかなり激しい状態で、交差点で右折待ちをしてて発進するだけでリアがすべると言った状態でした。


ってことで以前から候補に挙げていたハイグリップタイヤの中でNEOVA AD07を装着しちゃいました!
新品のタイヤになったと言うことでやっとAdvox sportsの本領が発揮されてきたと言うような感じで、ハンドルを切るのが恐ろしく楽しくなりました。
素人なのでタイヤとサスペンションを分けて感じることができないのですがハンドルを切ったときの安心感が抜群にあります。
フロントはシャープに入っていくにもかかわらず、リアのしっかり感もあり不安がありません。
ハイグリップタイヤでなければダメと言うのではないと思いますが、ハイグリップタイヤのほうがより足のよさを引き立ててくれるようです。