HKS Metal Flow

JZX100の純正エアクリーナーはよく考えられて作られており500PS(367.75kW)までなら対応できると言われています。
真意のほどはわかりませんが、キノコタイプに交換してもあまり変わらないと言われているのは、純正のエアクリーナーの面積と社外のエアクリーナーの面積があまり変わらないからでは・・・と思いました。キノコタイプに交換する理由は吸気損失を低くするためですが、クリーナーの面積が純正と変わらなければ当然抵抗はほとんど変わらないと思います。しかも、下手なものを装着するとラジエターの熱気を吸うため出力が減少したりアイドリングが不安定になる可能性があります。

そんなに優れているなら・・・と交換は控えようと思っていたのですが、新品が運良く安く手に入ったので装着してしまいました(笑)。
入手先は某オートバックスで行っていた掘出物市です。
以前から欲しいとは思っていたのですが、以上の事も考えて装着するならば遮熱板も同時に装着しなければと思っていましたが、手に入れてしまうと“取りあえず着けとこ“ということでしばらく取り付けずにいたのですが、どうも良くないようなので自作しました。
遮熱板についてはこちら


同様な商品が他社からも出ていますが、こちらのメッシュは全て#150で作られています。

装着にあたり純正のエアクリーナーボックスを取り外す必要があります。
その前にタービンからのアウトレットパイプを外してから作業しなければなりませんが、およそ30分ぐらいで取り付けは完了します。
エンジンルーム全体をみると左の方が結構派手になりました。(でも隙間が空いています)
取り付けが完了してエンジンをかけると、話には聞いていましたがラジエターファンからの熱気をかなり吸うのが気になります。
初めはアイドリングが安定しませんでした。一時期600rpmまで落ちました。
HKSのHPには“抵抗の低減/メンテナンス性に優れています“と書かれています。
不満は、もう少し取り外しがしやすいように出来なかったのかな?ということです。
まあ、取り外してしまえば水で洗って乾かせるだけなので簡単です。

ファーストインプレッションはアクセルを踏んでブーストが効き始めると、マフラーの大きな音に勝るとも劣らず?大きな吸気音が聞こえます。
また、これを取り付けてからアクセルオフしたときの音がまったく変わりました。それまではBLITZのブローオフバルブの音のみがしていたのですが、これを取り付けてからその音が小さくなったような気がします。


エアクリーナーを交換後、吸気損失の低減により3000rpm付近のトルクがアップしたせいか、1速でTRCが効くようになってしまいました。これは、トラクションの問題なのでタイヤを交換するしかないのですが、BLITZのブローオフバルブも何らかの影響がありそうなので、取りあえず純正に戻そうと思っています。


純正に不満があればまた、BLITZに戻す予定です。


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