エンジンオイルインプレッション

私が使用してきた(使用している)エンジンオイルに付いてインプレッションをしていきたいと思います。なおページの上の方ほど古く(購入当初)、ページの下の方ほど新しく(現在使用中)なっています。ただしフィーリングによるのと古いものは殆ど記憶から薄れてきているのであまり当てにならないかも…

1.TOYOTA純正 Castle(キャッスル) 10W-30
車を買ったときから入っていたオイルです。特に可もなく不可もなくと言う感じだったと思います。といっても使用したのは多分1000kmまでだったのでどんな感じだったのか覚えていません。
確か乗り始めて500kmでディーラーで交換して、1000kmでもう一回ディーラーで交換したのが最後だったと思います。
当然純正指定なので何かあったらクレームは効くでしょう。って今の時代入れたからって不具合が出てくるオイルのほうが珍しいでしょう。


2.BP Vervis Plus(バービスプラス) 10W-40 部分合成油 \5,560/4L
とりあえず6ヶ月点検(だったっけ?)が無事終了したのでこれからのメンテナンスは自分の責任と言う事で3000km位で交換したオイルです。何故これにしたかと言うと…特に意味はありませんでした。粘度と値段のバランスがそこそこだったのと、BPだったら大丈夫?だろうと言うことでこれにしたと思います。
特に良かったとも悪かったとも記憶していません。使っていたのは3000kmだけでした。


3.HKS SUPER TURBO RACING(スーパーターボレーシング) 15W-50 化学合成油 \8,925/4L
何故このオイルにしたかというともらい物だったからです。(^▽^笑)
記念すべき第4回ツアラー友の会全国オフ(色々ありましたね)の景品として出品されており運良くこれを手に入れることが出来ました。全国オフから帰ってきてしばらくして交換しましたが…良かったような気がします。ただこれを使わなくなったころからエンジンのメカニカルノイズが非常に大きくなった気がします。って事は悪かった?このオイルが悪かったのか次に使ったオイルが悪かったのかは解りません。使っていたのは3000kmだけでした。


4.Mobil1 Driving Excellence(ドライビングエクセレンス) 5W-40 化学合成油
HKSのオイルが賞味期限を過ぎようとしたころに使い始めたのがこのオイルです。やっぱオイルは化学合成油じゃないとね!って事で粘度と値段のバランスが良かったため使っていました。
でも夏エアコンをかけて走っていてどこかに駐車する前にエアコンをOFFにすると油圧が0.177MPa(1.8kgf/cm2)を下回っていたのでどうかな?と。通常私の車は0.20MPa位です。
思い起こせばこのオイルを使い出したころからエンジンのメカニカルノイズが大きくなったような気がします。HKSのオイルが悪かったのかこのオイルが悪かったのか、はたまたHKSのオイルのあとにこのオイルを使ったのが悪かったのかは定かではありません。結局6000km(3000km/一回)ほど使って油圧が下がるのが気になったので使うのを止めました。


5.ESSO Ultraflow TypeS(ウルトラフロータイプS) 10W-40 部分合成油
Mobil1のオイルを止めようと思って次はどのオイルにしようかと探しているとこれが目に付きました。ってかこのエンジン4L缶じゃ足りないんですよね〜必ず1L缶が必要になってくるので常時1L缶を在庫してる確率が高いのしか選べらなくって…
まあESSO Ultraflow SUPRAもGT選手権でがんばってることだし、TOYOTAのエンジンと相性が良いだろうと勝手に考えてこれを寒い時期の間入れていました。

6.ESSO Ultraflow TypeV(ウルトラフロータイプV) 15W-50 部分合成油
暑い時期になったらやっぱりエンジンのメタル…は大丈夫そうですがタービンの方が心配になってきます。(心配しすぎ!)
ってことで夏は粘度の高いものを!と言うことで同じESSOの粘度が異なるものを使っていました。同じ会社のものでも(あたりまえですが)粘度が変わったらエンジンのフィーリングが違いますね。10W-40の方は何て言うんだろう?軽く回ってくれる感じがして、15W-50の方はやや重い感じはしますがその回転数でもトルクが出ている感じがしました。

と言うことで冬はTypeSを夏はTypeVをという感じで(当然その間はオイルフィルターを交換する)1年以上使ってたかな?でも前使っていたオイルの影響でメカニカルノイズはやっぱり出てました。でもエンジンルームの点検をしてる間にいつの間にか消えてくれてたと思います。


7.BP Vervis Stinger(バービススティンガー) 10W-50 部分合成油 \5,880/4L
ESSOのTypeVはまあ良かったのですがエンジンがやっぱり重い感じになっていたのでもう少し低温側の粘度の低いものをと言うことでBPに戻ってきました。ただし今回は高温側が50のStingerです。
BPのオイルってあけたとき他のメーカーのよりも茶色が薄い感じですよね。HKSは深い青色と言うか深い緑色だった気が…
多分9000km位使ってますが(当然3000kmでオイル交換してます)何時ぞやのメカニカルノイズもなく普通の状態です。でも総走行距離40,000kmを越えているので夏になるとなんとなくエンジンが夏ばてしてるような気がします。とりあえず今エンジンの中に入っていますがそろそろオイル交換時期です。


8.NISSAN純正 Endurance(エンデュランス) 10W-50 化学合成油 \11,000/4L
BPのStingerもまあ良かったのですがそろそろオイル交換時期に差し掛かっています。ってことで次のオイルを物色している所、とあるところでEnduranceが激安価格(ネットで見るよりはちょっと高い)で売られていました。一度NISSANのディーラーに“Enduranceってあります?”と聞きに行ったことがあるのですが値段の高さにびっくりしてそそくさと引き上げたことがあります。TOYOTA車にNISSANのオイル?まあ良いじゃありませんか(^▽^笑)
そのEnduranceがこんなところに?と言うことで買おうかどうしようかしばらく悩みましたが買うことになりました。ってかオイル交換待ちで部屋に4L缶が2缶オイルフィルターと一緒に転がっています。
粘度はBPのStingerと同じ10W-50、しかも今度のは100%化学合成油!パッケージには

・日産純正オイルであるENDURANCEは、レースの最高峰であるル・マン24時間レースを戦い抜いたGT-R LMに使用されたオイルをベースに市販車向けに開発された高性能スポーツオイルです。日産車のエンジン性能を100%発揮させるために車と共に研究・開発されたオイルですので継続してご使用ください。

と書いてありました。いいの!TOYOTAの1JZ-GTEでも性能を100%発揮してくれるの!(と自分に言い聞かせて)但しネットを見るとその評判が良かったり悪かったり…
いい人は良い!って書いてありますが悪い人はエンジンのメカニカルノイズが大きくなったり2500〜3000km程使用するとオイルの垂れがはっきり解るようになったりと書いてました。本当のところは良くわからないです。パッケージが変わって中身が変わった?逆にエンジンのメカニカルノイズが小さくなったと書いてある人もいましたし…あと気になるのは値段です。ディーラーで買うと\11,000もするのにネットや私が買った店では何であそこまで安くなるの?安かろう悪かろう出ないことを期待していますが…値段は特に特売と言うことではなく定番商品としておいてあるみたいです。近くの某量販店でも置いていてご丁寧にそことの値段比較のポップまで貼り付けてありました。でも私が買ったお店って元は電気屋さん…買ったものの不安になってきてたりして。
まあとりあえず近々使ってみる予定です。ダメだったら(そんなことは無いでしょうが)すぐに抜き変える覚悟です。

で、とりあえず入れてみました。当然オイルフィルターは交換しました。抜き方はこちらの方法で助手席側をジャッキアップしたまま約30分(その間オイル交換の記録等をつけていたので)放置した後に入れたのですがTRUSTのオイルフィルターリムーバルキットを装着していることが関係してかしらずか6.5L位入りました。
ファーストインプレッションは発進時の極低速トルクが少なくなったような気がしましたが少し走るとそれも無くなり良い感じのような気がします。これが新しいオイルのせいかENDURANCEのせいかわかりませんがもう少し走って気づいた点があれば随時更新したいと思います。


9.BP vervis Strada(バービスストラーダ) 5W-40 100%化学合成油 \5,980/4L
Enduranceもまあ良かったのですが粘度が高いためエンジンの回り方が重いような感じがありました。私はそんなにアクセルを踏んで走らないので下手するとCastleでも良いかもしれません。が、ずーっとこの車を乗り続けていくつもりなので少しいいオイルをということでこのオイルを選びました。低温粘度は10Wぐらいのほうが良いかもしれませんが、高温粘度が40だとこれしかありませんでした。
銘柄を変えたので当然オイルフィルターも交換します。また限りなく100%抜きたいのでこちらの方法で作業しました。この方法でオイル&オイルフィルター交換を行うと私の車の場合6L近く入ります。

交換して早速インプレッション!と言うことで2時間ほど走ってきました。まず最初に感じたのは2500rpmまでがスムーズに回るようになって低速トルクがアップした感じがします。高温粘度が50だとこのあたりの回転数だと回り方が重いな〜と言う感じがあるのですが40だと軽い感じがします。3000rpmを超えると加給が最大になるので多少粘度が高くても関係ないのですが・・・
これだけ軽く回ってくれるのならば燃費にも好影響を示してくれそうです。

ただし最初油温が100℃近くまですぐに上がっていたのは何故でしょう?夏だと通常95℃ぐらいなのですが・・・また逆に水温は90℃を若干下回っていました。理由は今のところわかりませんが1時間ほど走ると今までと同じ水温90℃、油温95℃ぐらいに落ち着きました。

オイルの持ちというか耐久性ですが、私は殆ど(と言うか100%?)街乗りという走り方なのですが、5000kmあたりになると明確なパワーダウンを感じました。3000km位までなら良いのですが…
新品にするとフィーリングが良くなるので3000〜4000kmが交換時期の限界のようですね。

何度か使用しましたが、4000kmを超えるとアクセルを踏み込んだときの加速感が薄れてきます。気にするほどではないと思いますが、アイドリング時の油圧もこの位になると若干下がってきていました。


10.CALTEX Havoline Fully Synthetic Extreme(カルテックス ハボリン エクストリーム) 5W-40 100%化学合成油 \3,780/6L
オイルの交換時期が差し迫っているところ、行きつけのところにあったので交換してみました。
今までの使用実績とブランドイメージがまったく無いので使おうかどうしようか迷ったのですが結局使ってみることにしました。
裏技を使って安く交換することも出来ましたしね。

交換して半月も経たずに研修に行かなければならず2ヶ月程放置しておいたので、研修から帰ってきてすぐ交換してみましたが、距離950km程度・3ヶ月で濃い茶色になっており新品と比べると明らかに粘度が低下していました。

3500km程走りましたが…ん?思ったほどパワーダウン感が少ない気がします。最近殆どアクセルを踏み込んでいないので感覚が変になっているせいかもしれませんが…

あ、ちなみにオイルフィルターを交換して私の抜き方だと6L近く入るのですが値段は\3,780とたちまちの懐には優しくなっています。


11.Tac☆Main 匠 10W-40 100%化学合成油 ノンポリマー最高級エステルベース \6,500/5L
ネットを検索していたところ興味をそそられるHPにたどり着き見つけたのがこのオイルです。
高級なエステルベースのエンジンオイルで高品質・低価格を謳っています。

ここの会社のオイルは鉱物油(雅)・半化学合成油(玄)・100%化学合成油(逸)もあるのですが、今回使用したのはこれらの上級グレードである匠です。
逸も100%化学合成油なのですが、こちらは高級オイルの代名詞であるエステルベースのオイルになっています。

エンジンの保護性が非常に高く燃費も良くなると言われているエステルなので使ってみました。

まずはエンジンノイズ…少なくなった気がする、レスポンス…良くなった気がするといった感じです。
えっとレスポンスですが、エンジンオイルを交換するとたいてい良くなります。実際かなり良くなっていました。と言うことは前のオイルがかなり劣化していたと言うことですね。ここで良くなった気がするというのは新しいエンジンオイル同士を比較しての印象となります。
油温のあがり方はBPのvervis Stradaと同じくちょっと踏んでいくだけであっという間に100℃に達します。

もうちょっと走ってみてから経年劣化などについてのインプレッションを追加したいと思います。