出力(馬力)

エンジンの出力はこれまで馬力(BHP=BrakeHorse Power)で表されていました。
しかし、現在はkWで表示されています。表示方法が変わったのは・・・理由は忘れましたが、これからはkW表示を使うように決まったそうです。
単位についてはこちら

出力の話に戻りますが、これまで使われていたBHPとは”75kgの重りを1秒間に1m引き上げる力を1BHPとする“という定義があります。
つまり
1[BHP]=75[kgf-m/s]
という式になります。
出力は・・・ようは熱量=速度ということです。つまり、出力が大きくなればそれだけ大きな速度を出せるということです。

それとともにトルクというものもあります。
これは1mの棒の先に重りをつけたときに棒の根元にかかる回転力[kgf-m]です。
トルクを大きくするには棒を長いものにするか、若しくは重い重りにすることで出来るようになります。
これをエンジンに置き換えるとストロークをアップさせるか、膨張行程でピストンにかかる圧力の平均値から損失(空気を圧縮したりピストンとライナーの間の摩擦力など)をひいた値(正味平均有効圧力といいます)を大きくすることによりトルクをアップさせることが出来ます。

と、2つを述べた上で『トルクを時間で割ると出力になるの?』という疑問が湧くと思います。
正解です。トルクを時間で割ると出力になります。トルクと出力の単位を比較すると良く分かると思います。
kgf-m ÷ s = kgf-m/s
これをエンジンに置き換えると出力はトルクに回転数をかけると得られます。
回転数とはrpm=Revolution Per Minuteですので一分間に何回転するのかということです。


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