タイヤ&ホイール(インチアップ)

まず、タイヤ&ホイールを替えると見た目が変わり、乗り心地が変わります。
見た目を変えるためにはホイールサイズを変えずにデザインだけを変更することもありますが、一般的には1サイズもしくは2サイズアップ(大きく)させます。
ホイールをサイズアップすることにより足元がしまった感じになりデザインによってボディとの一体感が出ます。
乗り心地についてはタイヤを高級グレードの物にすることにより乗り心地が良くなり静かになったりします。
逆にハイグリップのものにすることにより乗り心地については述べませんがグリップが高くなり路面との摩擦力を高めることが出来ます。


さあホイールをインチアップしてかっこよくするぞ!という場合に重要なことがいくつかあります。
説明しやすくするためにある車の純正ホイール&タイヤサイズを中心にして話を進めます。
車をJZX100Chaserとし純正サイズのフロント(F)をホイール16×6.5JJ+45 5-114.3、タイヤ205/55-16としリア(R)のホイールを16×7.5JJ+55 5-114.3、タイヤ225/50-16とします。


まずホイールを1インチアップすると例えばF-17×7.0JJ,R-17×8.0JJとなります。するとタイヤは純正サイズではリム径が合わないので大きくしてF-215/45-17、R-235/40-17などとなります。
ここで、扁平率が2サイズ(=10。1サイズ=5)ダウンしています。ここにはお約束があり、基本的にタイヤの外形は純正サイズと変更しないと言う事と、ホイールを大きくするとタイヤの幅を1サイズアップすると言うことがあります。
従ってタイヤの外形を変えずにホイールを1サイズアップすると扁平率を1サイズダウンさせます。
また、タイヤの幅を1サイズアップすると扁平率を1サイズダウンさせます。この例の場合ホイールを1サイズアップさせてタイヤの幅を1サイズアップしているので扁平率は2サイズダウンさせることになります。


またホイールを2サイズアップすると例えばF-18×8.0JJ,R-18×9.0JJとなります、このときタイヤはF-225/40-18、R-245/35-18などとなります。
ここで、ホイールとタイヤ幅を1サイズずつアップさせているのに扁平率を1サイズしかダウンさせていないと思われますが、お約束にあるタイヤの外形を変更しないと言うことがあるので、この扁平率で外形は純正とほぼ一緒になります。


ここで正直な話をすると、インチアップは思っているほど簡単ではありません。ホイールを変えると重量が変わり、またタイヤが変わることにより接地面積や接地形状が変わることによりハンドルの操舵感や燃費が変わったりします。
純正はそれなりにバランスが取れていると言うことです。
また、車が走っているときのホイールの動く量も考えられています。
間違った選択をしてしまうとホイールがフェンダーに干渉して非常に危険な状況にもなってしまいます。
それとここまではあえて数字を出さなかったのですが、オフセットも選択次第ではホイールのサイズだけでなくタイヤの銘柄などによってもフェンダーと干渉する可能性があります。
と難しいと述べましたが、何にでも推奨値や経験値がありホイール&タイヤにもメーカーやショップなどで取り付けて大丈夫だったと言う値があります。
そこで、インチアップの際にはこれらを参考にすることが重要になります。
また、良く掲示板に書き込みいただいている(良くお会いもしている)F'sさんから、

車高を落さずにベストなマッチングを探すにはENKEIのマッチングデータを参考にすれば良いと思われます。
これは、ENKEIと完全な取り引きのあるショップならば大概所有しています。
この冊子の特徴は、日本でおそらく一番オフセット数を揃えているメーカーですし、実際に装着し、フェンダーとのクリアランスを判り易く数値化されていますので、非常に役立つと思います。
但し、引っぱりタイヤで落してフェンダー加工という場合は参考になりません。

というコメントも頂きました。

ホイールマッチングはリンクを参照してください。

また注意することはこれだけではありません。
タイヤパンフレットにもかかれていますが、タイヤの負荷指数(LI)は標準装着タイヤと同等以上にする必要があります。
と言うものの通常インチアップした場合LIは下がる場合が殆どでしょう。
このためLIが下がった分空気圧を高めに設定するようによく言われます。
ちょっと長くなりそうなので続きはこちら

back

↑このページのトップへ戻る↑