犯罪事例に基づくセキュリティのあり方

ここでは実際に起こった犯罪を元にしてセキュリティのあり方について考えてみたいと思います。
その前にセキュリティメーカー並びに代理店の皆様には大変申し訳ないのですが、個人的にはセキュリティなんて物が必要ない世の中になることを願っています。

小倉智昭(キャスター)さんの事例
実際にニュースを見てないので詳しくは知りませんが私のところに入手した情報を元に個人的な意見も踏まえて考えてみたいと思います。
まずニュースでは高級ランドクルーザーと言われていましたがおそらくランドクルーザーシグナス(100系)だと思います。一時期盗難率No.1と言われていた車だけに社外セキュリティをつけていないのはまさに車を取っていってくださいを言わんばかりの車とひどい言われ方をしていました。でも守るところさえ守っていれば結構しっかりしてると思うのですが…
で当然のことながら社外のセキュリティは装着されていたようです。聞いた話ですがリモコンを見るとCLIFFORDとか…どのモデルかは分かりませんが。
盗難される少し前から誤作動?が多発していたようで事件の日はセキュリティを解除していたようです。設置していた防犯カメラから犯行は午前2時過ぎから約30分をかけて行われカメラに移っていた犯罪者は1名だったようです。

ここに決して行ってはいけない事柄があります。誤作動していたからと言ってセキュリティを解除するなんてもってのほかです!セキュリティを解除=セキュリティがついていないのと同じ状態です。誤作動があるのならば取付店に感度再調整を行ってもらうか、自分で感度を下げるか、その時間がないのであればショックセンサーなどのセンサーをバイパスさせなければならなかったのではないかと思います。感度調節までが望ましいのですが、最悪バイパスをさせていればドアを開けられた瞬間からセキュリティが発報し異常を検知できたはずです。
よく言われていることですが犯罪者は目をつけた車に社外セキュリティが装着されているかどうかを必ず調べます。具体的には車に対して衝撃を与えてセキュリティが動作するかを調べます。で装着されているセキュリティがどのようなものかをおおよそ見当をつけて犯罪を犯すのに見合ったものか見合わないものかを判断し後者ならば素直にあきらめてくれるのですが、前者であった場合執拗に狙いつづけます。
日本人はどういうことか誤作動?があった場合取り付けたものが悪いと考えてしまいがちです。ここに犯罪者は目をつけ誤作動を起こさせるように何度も繰り返し狙いつづけます。で誤作動が頻繁に起こる=オーナーはセキュリティを解除するであろう→解除したときに狙いを定めて犯行に及ぶと言うことが行われているようです。
と言うことで誤作動が起こっても決してセキュリティは解除したままにしてはいけません!
誤作動が起こるのであればすでに書きましたが感度調節を依頼若しくは行うと言うことが必要です。
如何に高価なセキュリティと言えども解除されている状態でそんなに時間をかけられてしまってはセキュリティがついていないのと同じ状態になってしまいます。

あとカメラに写っていたのは1名だったそうですが最低3名以上が作業を行っていたのではないかと思います。1名はカメラに写っていたような作業を行う人間、1名はエンジンルーム若しくは車の下で内で作業を行う人間、1名は離れたところで周囲を監視する人間と言われています。所謂犯罪者集団ですね。

犯罪者集団…心を痛める響きですが残念なことに日本に存在してしまっている集団です。セキュリティを取り付けているがために残念な事件に至ってしまった場合もあります。
セキュリティを付けている自分の車に異常が発生して持ち主が車のところに訪れたまさにその時、犯罪者は対象の車を持ち出そうとしているところでした。持ち主は当然車の前に立ちはだかったのですが犯罪者はアクセルを緩めることなく持ち主を…軽症ですんだのかどうかは知りませんがセキュリティが動作しているからと言って車のところに言ってはいけないということです。このような場合は数人で近づくか警察に連絡しなければなりません。財産を守るのは重要ですがそれよりも自分の命の方を守る方が重要です。

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