正規輸入品と平行輸入品

例えばCLIFFORDは加藤電気が日本総輸入販売元になっており、CLIFFORDを販売できるのは加藤電気の正規代理店・販売店のみになっています。こちらで商品を購入するとグレードにもよりますが数万円〜20数万円(取付工賃を含んだ総額はその1.7〜2.5倍)になりますが、ネットを検索しているとその4分の1の値段で購入することも出来るようです。


どこが違うのか?というとずばり正規輸入品と平行輸入品の違いでしょう。平行輸入品のほうが値段だけを見るとはるかに安く手に入れることが出来ます。ただ、平行輸入品の場合取付は自分若しくは詳しい方にお願いすることになり、どこかの店で取り付けることは出来なくなります。
これが誰でも取り付けられるもので購入元からしっかりとしたアフターサービスが受けられれば良いのですが残念ながら平行輸入品の場合この点がしっかりしていない場合が多いと思います。初期不良品は交換可能というところもあるようですが、どこまでが初期不良でどこまでが取り付け者のミスなのかの見極めが非常に難しく、何かがあったとき本当に交換してくれるかどうかは難しい問題ですね。


とこう書くと語弊がありそうなので補足しますが、正規輸入品だからしっかりしている・並行輸入品だから怪しいと言うことではありません。並行輸入品だからといって(粗悪なコピー商品を除く)壊れると言うことも無いでしょう。正規輸入品でもトラブルが出るときは出ます。溶けたり、センサーが働かなかったりと…これは工業製品なので仕方ないことですが、それゆえに何かあったときのアフターがしっかりしていた方が安心できるのではないかと考えています。


何故セキュリティを取り付けるか?セキュリティ無しでは怖い・今のセキュリティでは不安があるといったことで上級・高級セキュリティを取り付けようと考えると言うことをじっくり考え、良いものはしっかりとしたところでプロの作業により取り付けてもらうほうが良いと考えます。正規販売店ならば当然のことながらきちんとした状態で(トラブルがあっても本体交換までして)納車してくれますし、その後何らかのトラブルがあってもアフターサービスもちゃんとしてくれます。取り付け工賃(本体価格の1.7〜2.5倍)が高い!と思われるかもしれませんがそれには取り付けた後のアフターサービスも含んでのことなので妥当な値段かもしれません。まあ日本でセキュリティ市場が確立されていないことも要因のひとつに挙げられると思いますが…


別に個人で取り付けることを否定しているわけではありません。事実私も並行輸入物のセキュリティを自分で取り付けました。そのセキュリティはCLIFFORDほど高級なものではありませんでしたが、一応学生と言う時間に余裕のあるときでしたからなんとか作業できましたが、取り付け内容は今考えるとあまりよい取り付け方ではなかったように思います。今は当然そのときの取付方法から大幅に変更しています。その理由は誤作動があったからです。


これが例えばサイレンと一体になったもの(私が使っているものではありません)ならば時間をかけて正確な情報を仕入れることが出来れば取付することが出来るかもしれません。ご自分で作業するのは勉強しながらなので非常に楽しいプライベーターも多いと思います。プライベーターを否定しているわけではありませんのでご自分のレベルに合ったものを楽しみながら取り付けて頂くと楽しい車付き合いが出来ると思います。


もうレベルの高い商品(サイレン本体が別体のもの)となるとちょっと取り付けてみようか?と言うわけには行かないでしょう。日本製ならば日本語の説明書が付属されていますが、輸入品ならば販売店によると思いますが説明書が英語だけの場合も…こうなると大変です。実物を見たことはありませんがCLIFFORDの取付説明書は60ページもあるとか…数十本の線について何の線かについて説明されて(いるのかな?)、それを理解して車側と照らし合わせると言う作業は結構大変なものになるのではないでしょうか?一応説明書と言うことでそんなに難しい言葉は使っていないと思いますが専門用語も出てくると思うので取り付けた人に聞きながら作業を進めるということに…でも出来てしっかり動いたときの感動は苦労した分凄いでしょうね。

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