セキュリティの最低条件

愛車を取られたくない人のためのセキュリティに要求される最低条件について考えたいと思います。
盗難事例をそれほど知らない私がこのようなことを考えても机上の空論になる可能性がありますがネットで言われていることとこれまで独学で勉強したことを踏まえて皆様の参考に少しでもなればと思います。


と言ってもそんなに難しいことではないと思います。
以下のようなことを持っているセキュリティだと盗難に遭う可能性はかなり低くなると思います。

  • セキュリティ本体とサイレンは別体
  • ドアトリガー
  • ボンネットトリガー
  • トランクトリガー
  • ショックセンサー
  • メモリー機能(バッテリーを外されてもその前の状態を記憶)
  • バッテリー内蔵サイレン
  • イモビライザー機能(Normally Open)
  • ローリングコード型リモコン

と言うことだと思います。
それぞれの機能についてもう少し詳しく説明すると


セキュリティ本体とサイレンは別体

2005年現在市販されているセキュリティとサイレンが一体になっているものは機能面等を考えると盗難に対して十分効果を発揮してくれるとは言いがたいと思います。
別体になっているものの方が機能の設定に自由度があり盗難に対して有効的であると考えます。


ドアトリガー

通常はポジティブ・ネガティブの両方を検知できるようになり車両にあわせてどちらかを選択するようになりますが、バッテリー電圧変化を検知するものははっきり言って不十分だと思います。
電圧検知(電流検知)型はルームランプが点灯したときの電圧変化を検知して発報するのですが車によって誤作動が多発する可能性があります。
対してポジティブ・ネガティブ検知型は多少の電圧変化は許容することが出来、ドアが開けられたときの反応のみを検知することが出来基本的に誤作動はありません。


ボンネットトリガー

通常バッテリーを設置している重要なボンネットへのアクセスを検知するものです。ボンネットを開けるというのは犯罪の常套手段と言われているのでそれ対策です。ボンネットスイッチをつけたり販売店によってはチルトセンサーをボンネットトリガーとして使用したりしますが要はボンネットを開けられたときに規定時間サイレンが鳴りつづける(開けられている間中なりつづける)物である必要があると思います。
ボンネットトリガーはセキュリティ側に装備されていない場合もありますが配線の仕方によって別のトリガーへ入力することが出来ます。ボンネットトリガー専用線が絶対必要と言うのではなく、配線の仕方でボンネットを開けられたことを検知出きればよいだけです。


トランクトリガー

トランクを開けるのも犯罪の常套手段といわれているのでそれ対策です。ボンネットトリガーと同様専用線が無い場合は配線の仕方でトランクを開けられたときに検知できればよいだけです。


ショックセンサー

車両に対して衝撃を与えるのも犯罪の常套手段です。衝撃を与えて何らかの反応があればセキュリティを取り付けている車と判断できるので場合によってはそれ以上車に目をつけられることがなくなります。反応すると言うのを逆手に取る輩もいますが…
感度の調節をしっかりしないと余計なときに反応してしまい周りに迷惑をかけることになるので注意が必要です。どのくらいの感度が良いのかは難しいのですがちょっと強めの衝撃で無いと反応しないぐらいが誤作動が少なく良いと思います。


メモリー機能

バッテリーを外した後も外す前の状態を記憶しておくのも重要な機能の一つです。FORCEはバッテリーを繋いだときに強制的に発砲する機能がありますがこの機能もメモリー機能の一つとして考えていいと思います。
あまり詳しくはいえませんが設定したメモリーが消えないものと理解しておいてください。


バッテリー内蔵サイレン

犯罪の常套手段ですがなっているものを止めるというのに対策するものです。サイレンへの配線を切断されると内臓バッテリーが無くなるまでサイレンが鳴りつづけるというものです。
但しバッテリーのメモリー機能により使用から2年程でバッテリーが充電できなくなるのでサイレンを交換しなければなりませんが…


イモビライザー機能

スターターキラーなどと言われますが一般的に使われているのはセキュリティが動作している間にエンジンをかけられなくするものです。ただしここでいうイモビライザー機能はちょっと違います。
セキュリティを正規に解除されている時以外エンジンをかけることが出来ないという機能が必要です。とりあえず私が知っている限りCLIFFORDAUTOPAGEとYUPITERU Agulas Proがこの機能を持っていますが持っていないセキュリティでもFreezeを組み合わせることで同じ機能を持たせることが出来ます。
セキュリティは組み合わせることでその機能を増やすことができセキュリティレベルが向上します。


ローリングコード型リモコン

セキュリティ側の機能がしっかりしていてもリモコンのIDを盗まれて解除されては元も子もありません。違法な手段で解除できないことが重要なのでローリングコード機能は必要でしょう。


とりあえずこれらの機能を持っているとセキュリティレベルはかなり高くなると思います。
後は強制解除することのできるバレースイッチですがCLIFFORD、YUPITERUは2ボタンのスイッチをしているため強制的にバレーモードに入れられる可能性は非常に低いのですがAUTOPAGEはプッシュ1ボタンのスイッチなのですがセキュリティを解除している状態で無いとバレーモードに入ることが出来ないと言うものです。


多くのセキュリティでプッシュ1ボタン式のバレースイッチがありますがこれは特定の条件で規定回数押すことでセキュリティが強制解除されてしまうので簡単に押すことの出来ない場所(極端に言えばトランクルームの奥の隅など)に設置しなければなりません。運転席周りのちょっと探すと簡単に見つかる場所に設置するのは言語道断です。
この話は取付をするときの注意事項なのでセキュリティの機能とは別ですが・・・

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